前回のうつ病体験記はコチラ
>>うつ病克服体験記(4)~失業手当の受給期間を延長する裏技「職業訓練」
簿記の職業訓練を受けた後、再び元の職種に
就職することを決め、就職活動を始めました。
人見知りな性格のため、あまり人の多い職場は
馴染むまでに時間がかかってしまいます。
そこで、ごく少人数の会社をいくつか
選んで面接を受け、採用が決まりました。
転職したばかりのころは、
上司や社長に認めてもらいたい一心で仕事に力を入れ、
残業、徹夜、早朝出勤も厭わず、働き通しの毎日でした。
納期が決まっている仕事のため、
一週間会社に泊まり込んで仕事をする、
なんてことも度々ありました。
精神状態が「ちょっとヤバイかな」
と思われた時も何度かありましたが、
自分を騙し騙し働き、5年ほど経過しました。
社長にも認められ、昇進もして、
社内の人間関係もうまくいっており、
傍目には順風満帆に見えていたかもしれません。
しかし、自分で自分にプレッシャーを与え続け、
追い込んでいったツケが回ってきました。
ある朝、体がひどくだるく感じられ、
少し動くだけでも疲れてしまう。
本当にちょっと動くだけでハアハア息切れしていました。
今思い出してもかなり異常な状態だったと思います。
不安感も強く、考えもまとまらないような
状態になり、あまり思い出したくはありませんが、
この時初めて自殺について考えました。
自殺を考えてしまうような場合には、もう病院へ行き、
薬で症状を和らげるしかないと思います。
重度の症状が出た場合には、
専門医を受診して、薬を飲んでください。
薬は対症療法に過ぎませんので、
根本的にはうつを治す力はありませんが、
症状を和らげる力はあります。
重度の症状、特に自殺を考えてしまうような場合は、
抗うつ薬で症状を和らげたり、睡眠薬で無理やり
眠ったりして、最悪の状態が過ぎ去るのを待つことが先決です。
基本的に、上記のような場合を除いては、なるべく
薬は服用せず、人間に本来備わっている自然治癒力を
高めた方が再発する確率も減ると考えています。
(参考)>>抗うつ剤は効かないのか?
少し回復してきたら、そこで初めて認知療法や食事療法、
運動療法など、根本的にうつ病を克服する方法を
試してみるということもできるようになります。
(参考)
>>うつ病を克服するための多面論
>>うつ病教材の効果的な選び方
くれぐれも重度のうつ病の場合には、
無理をしないようにしてください。
さて、話を戻します。
数日は無理をして出勤していたのですが、
とうとう動くことができなくなり、妻に頼んで
会社へ電話をしてもらい、休むことにしました。
以前、うつ病と診断された時と症状が似ていたため、
数日たって少し動けるようになってから
近所の心療内科へ行くことにしました。
予想通り、診断結果は「うつ病」でした。
症状がひどかったため、
しばらく会社は休むよう医師から告げられました。
どちらにしろ、動くことさえままならなかったので
会社は休まざるを得ませんでしたが、今後の生活費の
ことを思うと、ますます憂うつな気分になっていきました。
幼少期から現在に至るまで
さらに詳しく体験談を書き直しました。
>>やじろべぇのうつ病克服体験談
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。