糖質の摂り過ぎによって、脳は機能不全を起こします。
脳が機能不全を起こすことによって、
うつ病などの精神疾患につながります。
糖質を取りすぎると急激に眠くなるワケ
まずは糖質を摂りすぎることで、脳が機能しなくなる
わかりやすい例から挙げてみましょう。
会社勤めをしている方は経験があると思いますが、
お昼ご飯を食べたあと、仕事に取り掛かりはじめると、
急激に睡魔が襲ってくることがありますよね。
満腹になると眠くなるのは正常な体の働きなのですが、
糖質を摂りすぎることによって、
逆らえないほどの異常な睡魔が襲ってきます。
それは一体、なぜなのでしょうか?
まず、糖質を摂りすぎることで血糖値が急上昇します。
すると、糖質から分解されたブドウ糖を血管内から
取り除こうと、すい臓から大量にインスリンが分泌されます。
その結果、今度は脳のエネルギー源である
ブドウ糖が急激に減少し、脳の機能が正常に行われなくなり、
働きがストップして眠くなってしまうというわけです。
糖質を摂りすぎることで、脳が正常に働かなくなる。
脳が正常に働かなると、セロトニンやドーパミンなどの
うつ病に深く関係する脳内伝達物質が分泌されにくくなり、
うつ病などの精神疾患につながります。
精神疾患に関係する症状としては、暴力的、集中力の欠如、
不眠、どもり、情緒不安定、などの症状が現れやすくなり、
糖質とうつ病との関係も明らかにされてきています。
他にも糖質の摂りすぎによる弊害は多く、
肥満・動脈硬化・糖尿病などの生活習慣病を始め、
老化や認知症の原因になることもよく知られているところです。
それだけではありません。
糖質の摂り過ぎで、ブドウ糖が血管内に増えすぎてしまうと、
「活性酸素」という体に悪影響を及ぼす余分な酸素が体内に発生し、
細胞の老化や恐ろしい動脈硬化などの原因になります。
食べ物として口から摂取した糖質は、体内に蓄積されやすく、
体にとって余分な「活性酸素」を発生させやすくなります。
「甘いものを食べると脳が働く」はホント?
糖質が精神にも体にも良くないことはご理解いただけたでしょうか。
しかし、巷では「甘いものを食べると脳が働くようになる」と
言われているのはどうしてなのでしょうか。
それは以前お話したドーパミンが一時的に分泌されるためです。
糖分が含まれているものを食べると、
一時的に快楽物質ドーパミンが分泌されるため、
気持ちいいと感じてしまいます。
これは麻薬の働きと同じことがわかっていますので、
短期的には快楽を感じて、脳が活性化されているように
感じてしまいますが、長期的には逆効果です。
糖分が切れるとまた欲しくなり、イライラが募り、
落ち着かなくなりますので、集中力も維持できません。
糖質制限食でブドウ糖に変わるエネルギー源とは?
糖質から作られるブドウ糖は、
人間にとってかかせないエネルギー源です。
糖質をとらない場合、ブドウ糖の代わりになる
エネルギー源は、何で補充すればよいのでしょうか?
最近ではブドウ糖に変わるエネルギー源が見つかっています。
そのエネルギー源というのは「ケトン体」です。
ケトン体は、体内の脂肪から生成される良質なエネルギー源です。
脳の機能障害を引き起こし、うつ病にもつながる危険な
ブドウ糖をわざわざ体外から摂取する必要はありません。
すでにアメリカの医学会では、ブドウ糖よりも
危険が少なく、かつ効率の良いエネルギーとして
意見の一致が見られてきています。
糖質をとらなくても問題はないどころか、
むしろそのほうが人間の体にとって良い
ということがお分かりいただけたでしょうか。
うつ病を根本的に克服するために、食事内容を
変えて、体の中から体質を改善していきましょう。
ただ、むやみに糖質を制限するだけでは、
続けることは難しいですし、かえって
うつ病が悪化する危険性もあります。
食事は体を構成する重要な要素ですので、
やはり安全に行なうだけの知識は最低限必要です。
興味がある方は実際に医療現場でも
利用されており、安全性も効果も実証済みの
食事療法を選ばれることをお勧めします。
うつ病克服に特化した食事療法はこちらです。
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私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。