うつ病になると理解力・集中力・
記憶力の低下が見られる場合があります。
うつ病で本が読めなくなるのも、
こうした症状が原因と考えられます。
そんな時にオススメしたいのが、DVDやインターネット上で
動画を見られるタイプのマニュアルです。
動画形式なので、視覚と聴覚の両面から理解力を助け、
繰り返し学習に適しているので、集中力・記憶力が
低下していても、効果が得られやすいと考えています。
私がオススメしているうつ病克服系のマニュアルでは、
動画タイプのものは以下の3つになります。
・プチ認知療法
・荒木式うつ病改善プログラム
・2ヶ月間うつ病改善プログラム
その他、うつ病の家族への対応マニュアルでは、
一部音声を使用して理解力の助けを図っています。
音声は活字を読むよりも理解力の助けにはなりますが、
聴覚だけの刺激よりも、聴覚+視覚に訴えかける
動画形式のほうが、やはり理解しやすいと言えるでしょう。
繰り返しの学習効果
一度では理解できなかったとしても、
繰り返し動画を見ることで理解は促進されますし、
集中力が低下していても、途中で動画を止めて、
次の日に続きを見ることもできます。
とくに見るつもりはなくても、
BGMのように動画を流しっぱなしにしているだけでも、
頭の中には内容が定着していきます。
繰り返しのCMソングなどが、
いつの間にか頭から離れないのと同じ原理ですね。
さらには、記憶力が低下していても、
教材内容を覚えておく必要はありません。
プチ認知療法や2ヶ月間うつ病改善プログラムであれば、
動画を見ながら一緒にエクササイズやストレッチ、マッサージを
行えますので、何をやるかを覚えておく必要もありません。
以上のような理由から、動画タイプのマニュアルは、
理解力・集中力・記憶力の低下が見られるうつ病患者の方にも
効果が得られやすいと考えられます。
症状が重くて動画すら見られない場合には
本当に症状が重すぎて動画すら見れないようであれば、
その場合には医師から処方された抗うつ薬を飲んで、
ゆっくり休養して少し症状が回復するのを待ちましょう。
抗うつ薬に対しては、私は必ずしも賛成ではありません。
抗うつ薬を使うことによって、
かえってうつ病が再発しやすい体に
なってしまうと考えているからです。
>>うつ病が再発する原因は?(参照)
しかし、症状が重くて危険な状態の時には、
一時的に抗うつ薬を使うのはやむを得ないと考えています。
最も症状が重い時期が過ぎ去ったと感じられたら、
うつ病克服マニュアルを試していただければと思います。
最も理解しやすいマニュアルはプチ認知療法
個人的に、もっとも理解しやすいマニュアルNo.1は
プチ認知療法だと思います。
プチ認知療法では、心理カウンセラーの下園壮太先生が
さまざまな例えを用いながらわかりやすく話してくれます。
ただ事実だけを淡々と話すだけでは面白くないので、
うつ病で理解力が低下している人でなくても、
途中で見るのがイヤになってしまうでしょう。
いくら動画形式でも、それでは退屈な学校の授業と変わりません。
その点、プチ認知療法の場合は、話の構成や内容など、
特に「理解のしやすさ」に力を入れて作られていると感じます。
「わかりやすさ」「楽しさ」を教材選びの判断基準にしている人には、
プチ認知療法が一番適していると言えるでしょう。
この時に、一つ注意点としては、
自分の症状の重さも考慮に入れた方が良いでしょう。
プチ認知療法は、比較的症状が回復してきた人向けの教材です。
まだ症状が重いと感じている方は、
荒木式うつ病改善プログラムか、
2ヶ月間うつ病改善プログラムの方が適していると言えます。
両者の違いはこちらの記事をご覧ください。
>>荒木式と2ヶ月間 うつ病改善プログラムを比較してみた
教材選びのご参考になれば幸いです。
●【お悩み別】教材の選び方
>>うつ病教材の効果的な選び方(総合)
>>即効性のあるマニュアルは?
>>コストパフォーマンスが最も高いうつ病教材はどれ?
>>継続できない人向けの教材は?
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。