うつ病になる原因としては、
精神的なストレスなどが原因として起こる「心因性うつ病」、
うつ病になりやすい素質が原因で起こる「内因性うつ病」、
もともと脳や身体にある病気が原因で起こる「身体因性うつ病」があります。
上記のように、以前は原因別でうつ病を分類していました。
しかし、これらの原因が単体でうつ病を引き起こすとは限らず、
それぞれが複雑に絡み合っていることが少なくありません。
直接の原因が心因性なのか、内因性なのか、身体因性なのか
はっきりとは判断できないことが多いのです。
また、うつ病の場合、他の病気のように
原因をつきとめて取り除けば症状が改善するというように
単純なものではありません。
そのため、現在ではうつ病を分類する場合、
「症状の程度」や「持続期間」で分類されるようになってきています。
こうした理由から、うつ病かどうかを診断する際にも、
「症状の程度」や「持続期間」などで判断する診断テストを用います。
ここでは、うつ病の疑いがあるかどうかを
簡単にチェックできる診断テスト「東邦大学式抑うつ尺度」をご紹介します。
東邦大学式抑うつ尺度
以下の1~18までの質問に、
「いいえ」「時々」「しばしば」「常に」の4択でお答えください。
1.体がだるく疲れやすいですか
2.騒音が気になりますか
3.最近気が沈んだり気が重くなることがありますか
4.音楽を聴いて楽しいですか
5.朝のうち特に無気力ですか
6.議論に熱中できますか
7.首筋や肩が凝って仕方がないですか
8.頭痛持ちですか
9.眠れないで朝早く目覚めることがありますか
10.事故やケガをしやすいですか
11.食事がすすまず味が無いですか
12.テレビを見ていて楽しいですか
13.息が詰まって息苦しくなることがありますか
14.のどの奥に物がつかえている感じがしますか
15.自分の人生がつまらなく感じますか
16.仕事の能率が上がらず何をするのも億劫ですか
17.以前にも現在と似た症状がありましたか
18.本来は仕事熱心で几帳面ですか
いいえ(0点)、時々(1点)、しばしば(2点)、常に(3点)で
合計点数をだしてください。
うつ病チェック診断の結果と対応
チェック診断結果はいかがでしたでしょうか。
点数別に次のステップを記載しておきますので、
気になる方はお進みください。
10点以下の方
今のところは問題ありません。
ただし、うつ病は誰にでも起こりうる病気です。
うつになりやすい生活習慣に陥って
いないかどうか、チェックしておきましょう。
>>うつ病になりやすい生活習慣とは?5分でできるチェックリスト15問
11点~15点の方
ボーダーラインです。
ちょっとしたきっかけでうつ病になりうる
やや危険な状態と言えます。
ストレス解消やうつになりやすい考え方を修正し、
うつ病を予防しておきましょう。
16点以上の方
うつ病の疑いがあります。
重症か軽症かで対処法が変わってきますので、
まずは、医師も診断の際に使用している、
さらに詳しい診断チェックテストをしてみましょう。
うつ病も他の病気と同じく、
早期発見、早期対策が重要となります。
ちょっとした異変を感じたら、
早め早めの対応を心がけましょう。
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。