前回のうつ病体験記はコチラから。
⇒うつ病克服体験記(3)~初めてのメンタルクリニック
2週間ほど過ぎると少し回復してきたので、
気分転換を兼ねて3泊4日の温泉旅行に行くことにしました。
温泉地では散歩をしたり、本を読んだりして
のんびり過ごしました。
温泉旅行のおかげで、だいぶ気分も良くなり
もう一度頑張ろうという気持ちになれました。
温泉から戻り、一ヶ月の有給休暇を消化し、
再び会社に行き始め、仕事に復帰することになりました。
はじめのうちは問題なかったのですが、
まだ完治していなかったのか、
状態がだんだん悪くなっていきました。
また会社に行けない状態が続き、
「このままでは会社に申し訳ない」と自分を責めてしまい、
会社を辞める決断をしてしまいました。
通院していたクリニックの先生に
相談もせずに退職してしまったのです。
「うつ病の時には重大な決断をしてはいけない」
ということを知っていたら、
思いとどまっていたかもしれません。
当時は、うつ病が薬で治るとは思えなかった【注】ので、
そのうち服用するのをやめてしまい、
病院へ行くことまでやめてしまいました。
うつ病に対する正しい知識がなかったために、
今思えば「やってはいけないこと」ばかりやっていたように思います。
【注】現在でも、厳密に言えばうつ病が薬で治るとは思っていません。
「厳密に言えば」というのは、根本的には治らないという意味です。
対症療法として、あくまでも症状を和らげるために有効だとは思っています。
根本的なうつ病治療として有効だと感じているのは、
うつになりにくい体を作る「食事療法」です。
私も実践し、詳しいレビュー記事を書いていますので、
良かったらご覧になってみてください。
⇒「荒木式うつ病改善プログラム」口コミと感想
会社を辞めてから2ヶ月ほどすぎると、ようやく回復してきました。
「今の職種は自分には向いていないのでは?」と思い始めていたので、
別の職種も検討してみることにしました。
ハローワークでいろいろ調べていると、「職業訓練」という制度で
簿記2級の勉強ができるコースがあるのを知りました。
「職業訓練」というのは、就職するための技術や技能を
身につけることのできる制度です。
しかも、「職業訓練」を受講している期間は
失業手当を継続して受給することができるのです。
コースを受けるには簿記3級の資格が必要でしたので、
簿記3級の資格を取り、職業訓練を申し込みました。
そのコースの期間は確か6ヶ月間ぐらいだったと思います。
今の職種は向いていないのではないかと思い始めていたので、
簿記の資格を利用した職種を探してみようと思っていました。
しかし、しばらく元の職種から離れていると
またその仕事をやりたいという気持ちになってきたので、
結局元の職種で就職活動をすることになります。
とはいえ、貸借対照表や損益計算書など
決算書の見方がわかるようになりましたし、税金などの知識も増えました。
結果的に簿記の知識を得られたのは良かったと思っています。
この「職業訓練」という制度はあまり知られていないと思うので
失業中の方は利用を検討してみるのも良いのではないでしょうか。
私の場合は、うつ病が回復してきた時期だったので良かったのですが、
うつ病で苦しんでいる人が、「職業訓練」を受講するのは、なかなか大変だと思います。
なぜなら、平日は毎日朝から夕方まで講義を受講しなければならないからです。
もし、うつ病の人で失業給付の延長をしたいという方は、
最大で300日間失業給付を受けられる方法があります。
傷病手当金を1年半受給し終わってから、
さらに300日の失業給付を受ける方法がこちらのマニュアルに書いてあります。
うつ病の人が治療に専念しながら、生活費を確保するには
最も良い方法だと思います。
↓
「傷病手当金を受給する方法」詳しいレビューはこちら
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。