うつ病の治療中に絶対にやってはいけないことが2つあります。
1つはどんなにつらくても自殺だけはしてはいけないということ。
2つ目は退職などの大事な決断をしてはいけないということ。
どんなにつらくても自殺だけはしない
うつ病にかかると、生きていることがつらくてたまらず
「死にたい」という思いにかられることがあります。
自殺したいと思うのは自分のせいではなく、
病気のせいだという意識を強くもって、
「決して自殺はしない」と強く決心することが重要です。
自殺をしようと思うときには、なんらかの兆候があるものなので、
周囲の人も注意深く見守ってあげる必要があります。
周りから見て「あぶないな」と感じたら、医師に連絡して
自殺はしないように約束してもらうなどの対処をしましょう。
自殺をすると、どれほど周りの人間が悲しむか、
または迷惑を被るかということを言い聞かせることも効果があります。
うつ病になるような人は真面目な性格の人が多く、
人に迷惑をかけることを嫌うためです。
私もうつ病の症状がひどい時には、
死にたいという思いに何度か駆られたことがありました。
その時は、このままだとまずいなと感じたので、
睡眠薬を飲んで無理やり眠りにつくことでやり過ごすことができました。
目が覚めたら、自殺願望がなくなっていたというわけには
いきませんでしたが、一番ひどい状態の時は
通りすぎていたのでなんとかなったというわけです。
自殺願望などの症状が出るときには、
頓服的な薬を処方してもらうのも一つの方法だと思います。
大事な決断をしてはいけない
2つ目の「大事な決断をしない」というのは後で後悔しないためです。
うつ病にかかっていると、「自分がいると迷惑がかかる」
などと必要以上に自責の念を感じて、会社をやめてしまったり、
一方的に離婚を切り出してしまったりします。
うつ病にかかっている時は、判断力が低下しています。
大事な判断は先に延ばして、治ってからどうするか判断しましょう。
私も、うつ病にかかって自責の念から会社を辞めてしまったことがあります。
今考えると、休職してうつ病が治るまで待ったほうが良かったようにも思います。
会社員の方は、「退職」という重大な決断を避けるために、
いったん休職するというのも有効な方法です。
休職する場合にはこちらのマニュアルが役立つでしょう。
↓
「傷病手当金を受給する方法」詳しいレビュー
あとから後悔しても遅いので、結婚や離婚、転居、退職、転職、入学
などの大事な決断は、うつ病が治るまで保留にしておきましょう。
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。