うつ病の最大の原因はストレス
うつ病の最大の原因はストレスです。
ストレスからうつ病に至るメカニズムについてはこちら。
>>うつ病~防衛本能がもたらす宿命~
ストレスとは正確には「ひずみ」や「ゆがみ」のことで、
ストレッサーとは、ゆがみや変調をもたらす「刺激」のことを指します。
私たちの日常生活では、ストレスとストレッサーを
混同して使用していることが多いですが、
うつ病で例えると、ストレス=うつ状態、
ストレッサー=うつ病の原因、が正しい使い方になります。
過剰なストレス(厳密にはストレッサー)は、
人の心や身体に悪影響を及ぼします。
ホルモンと自律神経
この「ストレス」を適切に処理するためには、
ストレス解消により、ストレス自体を取り除くのはもちろんです。
それに加えて、ストレスと密接に関わってくる「ホルモン」や
その分泌を司っている「自律神経」の働きを正常に戻す必要があります。
ホルモンでとりわけ重要なのが、
生命維持に必須と言われている副腎皮質ホルモンです。
副腎皮質ホルモンは、正常な状態なら
朝起きる時にたくさん分泌されるようになっています。
しかし、朝起きるべき時間にきちんと起きないと
副腎皮質ホルモンが出なくなってしまうのです。
うつ病には、朝調子が悪く、午後にだんだん
体調が良くなってくる「日内変動」という特徴があります。
日内変動のような不規則な状態を続けていると
副腎皮質ホルモンが出にくくなってしまいます。
朝起きる時間、食事の時間、夜寝る時間を規則正しくすることで、
ホルモンの分泌も正常に整えることができます。
薬の服用に際しても、規則正しい生活は重要な要因です。
薬が正しく効くためには、
血中濃度を一定に保つ必要がありますが、
そのためには、規則正しい食事の習慣が大切です。
自律神経もうつ病と密接な関わりがあります。
自律神経は、身体の機能を一定に保つ働きをしています。
例えば暑くなったら汗をかいて体を冷やしたり、心臓が一定のリズムで鼓動するなど、
自分の意思ではコントロールできない働きを司っています。
不規則な生活をして、自律神経のバランスが乱れると、
身体に様々な支障が出てきます。
(参考)>>うつ病や体の痛みを解消するには
以上のように、ストレス、ホルモン、自律神経の働きを正常に保つためにも
規則正しい生活リズムというのはとても重要であると言えます。
(関連記事)
>>うつ病になりやすい生活習慣とは?5分でできるチェックリスト15問
「規則正しい生活」に必要な「食事」と「自律神経」を
改善することによって「うつ病になりにくい体」を
手に入れることは可能です。
体からうつ病を治していく治療法として、
当ブログでは「荒木式うつ病改善プログラム」と
「2ヶ月間うつ病改善プログラム」を推奨しています。
両教材の違いについてはこちらの記事をご覧ください。
>>荒木式と2ヶ月間 うつ病改善プログラムを比較してみた
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。
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