三年ほど前のことでしょうか。
お向かいに住んでいる奥さんと
ちょっともめたというか、一方的に
苦情を言われたことがありました。
どんな苦情かといいますと、
私の家の庭に生えている木に、
小さな実がなっていまして、
その実を食べに鳥が集まってくるんです。
そして、その実を食べた鳥が
フンをするので、臭くてかなわない、
という苦情でした。
言われた時は、
「まぁ、そういうこともあるのかな…」
と思い、すぐにお詫びをして
実がなっている枝を切りました。
しかし、しばらくすると、
「ちょっとおかしいな~」と
違和感を感じ始めました。
近所の家に大きな柿の木があり、その木に
鳥がたくさんとまっているのを見かけたのです。
どうやら、鳥が集まってくるのは
この木が原因なんじゃないのかなぁと
思っていたら、その木もしばらくしたら
業者が来て切り倒されてしまいました。
お向かいの奥さんが注意したのかもしれません
(知りませんけど)。
自分の主張ばかり通そうとする人
ところで、私の家に面したところは
ゴミ捨て場になっていて、
近所中のゴミが集まってきます。
当然、お向かいの奥さんも
私の家に面したゴミ捨て場にゴミを捨てます。
家の横がゴミ捨て場であることに、
私は特に不満は感じていません。
不満に感じても仕方ありませんしね…。
しかし、おそらく生ゴミが集まっている時の
私の家の庭は、鳥のフン被害に遭われた
お向かいの庭よりも臭いと思います。
ゴミを捨てているわけですから、
原因の一端はお向かいのお宅にもあるわけです。
ご近所さんの中には、
「いつもゴミを捨てさせてもらってすみませんね」
と言ってくれる方もいらっしゃいます。
しかし、お向かいの奥さんは、
自分の行為は一切省みることはせず、
自分の不満・要求だけはしっかりと主張してくる…。
これってどうなんでしょうね…。
妻と娘に露骨な無視が始まる…
時折おかしな言動を見せる方でしたので、
「そういう人なんだろう」と思って
気にしないようにしておりました。
しかし、しばらくすると、
妻がお向かいの奥さんに挨拶しても
露骨に無視されるようになったと言い始めました。
まぁ、私が無視されるのはまだ我慢できるのですが、
妻や娘が無視されるのは、正直あまり
気持ちの良いものではありません。
私はその奥さんと出くわすことは
あまりなかったので被害はなかったのですが、
一度家の前でバッタリ会ったことがありました。
その時に、妻と娘の仕返しとばかりに
私も挨拶をせずに通り過ぎてしまったのです。
なんとも幼稚な行為ですね。
通り過ぎた後に非常に後悔しました…。
人間関係がうまくいかない時には…
向かいの奥さんがどんな行動をとろうが、
それは私にはコントロールできないことなので、
私が考えるだけ意味のないことです。
しかし、私の行動は当然ながら
自分でコントロールできることです。
それなのに、自分が正しいと思っている行動
(この場合は向かいの奥さんに挨拶すること)を、
行うことができませんでした。
これは、とりもなおさず私自身で
コントロールできる、私の問題です。
向かいの奥さんがどんな人であろうと、
私は私が正しいと思った行動をとるべきだったのです。
まぁ、そこまで真剣に考えることでも
ないのかもしれませんが、当時そんなことを考えました。
こちらの記事もご参考までにどうぞ…
>>相手に期待するのをやめよう
しばらくして向かいの奥さんに会った時には、
もちろん挨拶しましたよ。
すると、向こうも笑顔を浮かべて
気持ちの良い挨拶を返してくれました。
後で聞いてみると、妻や娘にも
挨拶してくれるようになったそうです。
何ということもない日常の出来事ですが、
他人を変えることはできないので、
自分が変わるしかありません。
そして、自分が変わりさえすれば、
相手の行動が変わることも往々にしてあるものです。
人間関係に悩んでいる方は、相手が悪いと思っても、
変な意地をはらずに自分が変わる勇気を持つことが、
問題解決につながるきっかけになるかもしれません。
他人から無視をされたりすると、
とても嫌な気持ちになりますよね。
しかし、世の中には良い人ばかり
いるわけではありませんので、
当然ながら苦手な人にも出くわします。
そんな時、他人に振り回されて
イヤな思いをしてしまうのか。
それとも、自分の軸をしっかりもって、
他人に振り回されない人生を送るのか。
日本人は、他の人種に比べて
他人の評価に影響を受けやすい民族だそうです。
他人の言動に振り回されず、
自分の感覚を信じて生きていきたい人は
プチ認知療法をお試しください。
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。