あなたはドラマの「SPEC(スペック)」を
ご覧になったことはありますか？
今、シリーズ完結編「劇場版 SPEC～結～」を上映中ですね。
（注：2014年1月の記事です）
私はこのドラマを全く見たことがなかったのですが、
年末年始に「劇場版 SPEC～天～」と、
スペシャルドラマの再放送「SPEC～零～」を
テレビで放映していたので、とりあえず録画しておきました。
それを何気なく昨日観てみたところ、驚くほど面白かったです。
野々村係長役の竜雷太さんが、「仕事」について
とても含蓄のあるセリフを言っていたのでご紹介しておきます。
もし、あなたが、
「仕事に行きたくない」
「仕事を辞めたい」
「朝、出勤時に憂うつな気分になる」
「仕事にやりがいを見いだせない」
そんな悩みをお持ちであれば、
解消するヒントが得られるかもしれません。
SPEC(スペック)とはどんなドラマ？
SPEC(スペック)というのは、時を止める能力やサイコメトリー
などの「特殊能力」、いわゆる超能力のことで、
SPECを持つ人間をスペックホルダーと呼んでいます。
IQ201の天才・当麻紗綾(とうま さや)を演じる戸田恵梨香と
人並み外れた精神力の持ち主・瀬文焚流(せぶみ たける)を演じる
加瀬亮の二人が主演です。
二人は警視庁公安課の未詳事件特別対策係、
通称「未詳（ミショウ）」と呼ばれる部署に所属する
警察官で、捜査一課では手に負えない
スペックホルダー絡みの難事件を解決していくドラマです。
時を止める能力を持つ最強の敵・一十一(ニノマエハジメ)が、
当麻紗綾の実の弟なのですが、二人とも記憶を改ざんされて
憎み合うハメになったりと、目が離せない展開が続き、
視聴者を飽きさせません。
当麻紗綾も、死んだスペックホルダーを蘇らせて、
その能力を利用するというスペックを持っています。
冥界と現実をつなぐ能力で、「時間の不可逆性」を
克服できることから、当麻紗綾の能力は
最強のスペック「ソロモンの鍵」と呼ばれています。
心に残ったセリフ
「劇場版 SPEC～天～」で、当麻はスペックホルダーを
捕まえるという自分の仕事に疑問を感じます。
当麻
「地球はなぜ人間みたいな生き物を生み出してしまったのか。
そもそも生物はなぜ進化する必要があったのでしょうか。
そしてその進化する方向って誰が決めたのか。人間、っつーか全ての生き物が『DNAが自らのコピーを
残すための乗り物だ』とドーキンスっつう科学者が
言ってるんですよ。だったらその乗り物は、いつか何らかの終着駅に着くはず。
もし、進化の終着駅の1つがスペックホルダーだとしたら、
私たちがやっていることは、この星の意思に
反しているんじゃないか」瀬文
「スペックは私欲の産物だ。そんなの進化じゃねぇ。
いずれ我執に落ちるだけだ」当麻
「ただ生きたいっつうだけかもしんねぇのに、
化物扱いかよ！」
何かに憑かれたように、当麻は銃を抜き、
瀬文を撃ち始めます。
瀬文
「なぜ俺がお前と出会ったかようやくわかったよ。
当麻、お前は先に行け。いずれ俺も後を追う」
瀬文は当麻を銃で撃とうとしますが、撃てません。
「俺にお前は撃てん。俺は刑事失格だ」
そこへ、野々村課長(竜雷太)が現れ、こう言います。
「いや、立派な刑事だよ。
瀬文君、我々は刑事だ。事件が起きたら解決するだけの
仕事のように見えるが、本当はそれだけではない。
何かわかるかね？我々がなすべきことは、『歴史を正しく導くこと』
だと私は思っている。生きて、生きて、ささやかな一身を歴史のために賭す。
それが、公務員の大義だよ。」「そして当麻君。スペックホルダーと呼ばれる新しい人類には、
様々なリスクがあることは、実は随分以前からわかっていた。自分の能力に溺れるといった、至ってシンプルなものから、
生物的科学的に全く説明のつかない能力までね。君のスペックは、神にでも悪魔にでもなりうる
最も危険な能力だ。だからこそ、君自身の資質が最も問われる。
『真実を見極める力』だよ。真実を見極められないから迷う。
迷うから我を失い、亡者にとりつかれる。だからこそ、心臓が息の根を止めるまで
真実を求めてひた走れ。
そこにしか、刑事たる我々の存在意義はないのだ。」
何のために仕事をするのか？
野々村係長は、刑事、ひいては公務員の大義を
「歴史を正しく導くこと」と定義しています。
たしかに、犯人を逮捕して、その繰り返しだけでは、
刑事という仕事をしていても
「何で毎日こんなことやってんだろう」と
感じてしまうかもしれません。
これは、私たちの仕事でも言えることではないでしょうか。
目先のことしか見えていないと
「何でこんな仕事してるんだろう」と
虚しく、憂うつな気分になってしまう。
なかなか、今の自分の仕事に、
「歴史を正す」というような大義名分を
感じるのは難しいかもしれません。
しかし、このように大きな視点から物事を見てみると、
仕事だけでなく、一人一人のちっぽけな行動にも
大きな意味があるように感じられます。
仕事内容の中に大義が見つけられないという人は、
関わる人に対しての行動を良くするなどでもいいと思います。
隣に座っている同僚や、電話の向こうのお客さんでも
誰でも構いません。
仕事で関わる人にちょっとでも良い気持ちに
なってもらえるように行動するだけでも、
この世の中は良くなっていきますし、
あなたの気持ちも良くなっていくことでしょう。
あなた自身の行動は、周りの人々に影響を及ぼしますが、
同時に、あなた自身の内面にも強く影響を及ぼす力を持っています。
地球はなぜ人間を生み出したのか
ここからは「地球はなぜ人間を生み出したのか」、
「進化はなぜ起きるのか」、という
当麻の疑問に対する私の見解です。
そもそも地球のみならず、宇宙全体は、ある一定の
法則の元に動いているように思われます。
その力というのは「バランス」だと思っています。
以前に書いた記事
「幸せになりたい人必見！執着心を捨てるたった1つの簡単な瞑想法」
の中で取り上げた「縁起の理」のようなイメージです。
何かがあるから、何かが生まれたり、なくなったりする。
全ては関係性、つまりバランスで成り立っている。
バランスが成り立たなければ、そもそも
存在自体が成り立ちません。
そして、そのバランスは螺旋を描きながら
一定の方向へ進んでおり、それが進化というもの
なのではないかなと考えています。
地球というバランスの中では、
人間も含めて均衡が保たれています。
「地球で一番害悪なのは人間だ」という意見もよく聞きますが、
その人間自体もひっくるめて、地球はバランスを
保とうとしているのではないかと考えています。
また、人間が滅びるのなら、それもバランスだと思いますし、
生き延び続けるのなら、それもまたバランスなのでしょう。
そこには、良い悪いという概念は存在しないと思いますが、
人が感じるいわゆる「良い方向」に進んで行っているんじゃないか
と何となく感じています。
その「人間の自浄作用」(野々村係長が言った
「真実を見極める力」のようなもの)を見越したバランスの中、
地球というか宇宙は、人間を生み出したのではないかと。
人間が宇宙を良くしてくれることを見越して
宇宙は人間を生み出したのではないかと思えてくるのです。
(ちょっと言い過ぎですかね。)
人間が生まれたことには、確かに何か理解できない
「宇宙の大いなる意思」のようなものを感じますが、
実際に神のような存在が意思を持ってやっていることなのか、
ただ単にそういう法則のもと、宇宙が流れているだけなのか。
私は後者だと考えていますが、どうなのでしょうね。
何だか話が抽象的すぎて、
うまく伝わらなかったかもしれません。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
もしあなたが、どうしても仕事を辞めたいと
考えているなら、一度休職するという選択肢もあります。
＞＞うつ病で休職中の給与はどうすればいい？
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