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>>ただの萌え系アニメじゃなかった!
(前回からの続き)
感情がない「インキュベーター」という存在が
私にはとても魅力的に映りました。
人間は、いろんなマイナス感情に日々悩まされている
わけですから、「感情がなければどれだけ楽か」
あなたもそう思ったことがあるのではないでしょうか?
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>>感情は過去の体験イメージでほぼ決まる
しかし、「感情」がなくなってしまうと、
「楽しい」と感じることもなくなるわけで、
そうなると、目標に向かって行動したりすること
自体に意味がなくなってしまいます。
ただ、もう他の動物と同じように、
本能に任せて生きるのみになります。
結局自分の生命を守るとか、維持するためにのみ
生きるとなると、高等生物として描かれている
インキュベーターもただ知能が高いだけで、本能のみで
動いている他の動物と変わらないのではないでしょうか。
「寄生獣」で描かれているミギー達も同じですよね。
合理的に考えられるのは素晴らしいのですが、
目的が自分の命を生き永らえることだけになっているので、
それだけでは下等動物と一緒なのでは?と思ってしまいます。
それはさておき、日常生活を送る上で、
「マイナスの感情」だけが無くなって、
「プラスの感情」だけが残るのが理想的ですよね。
でも、この世はプラスの面が現れれば、
同時にマイナス面が必ず現れるものです。
これは「絶対的な宇宙の法則」のようなもの
ですので、実質的に「プラスの感情」だけを
都合よく残すのは不可能ということになります。
しかし、マイナス感情はあるけれども、
プラスの感情を感じやすくすることはできるようです。
人間であれば、プラスもマイナスも感情は
出てきてしまうので、その感情をなるべく
プラスにしよう、というのが「認知療法」です。
考え方によって、マイナス感情ばかりが出てきてしまう
ことがあるのですから、反対に、考え方によって
プラス感情ばかり出てくるようにもできるはずですよね。
さて「感情が膨大なエネルギーを生み出す」という
まどか☆マギカの世界観ですが、実際に感情には
大きなエネルギーが秘められています。
感情の中でも特に「マイナス感情」にです。
マイナス感情が沸き起こることで、
精神エネルギーは大きく消耗されます。
たとえば、あるTV番組のこと。
太っていたディレクターを痩せさせるために、
様々なダイエット企画を出して実践させました。
最も効果があったのは、
「富士の樹海にテントを張って、1人きりで
3日3晩寝泊りする」という企画でした。
夜になると、明かりがないので真っ暗ですし、
野犬などもいるので、遠くで枝の折れる
「ポキッ」という音が聞こえるだけで恐怖を感じます。
不安や恐怖など、様々なマイナス感情が沸き起こったため、
エネルギーを消耗し、3日で7kgぐらい痩せてしまいました。
このように、マイナス感情は
エネルギーを大きく消耗させます。
この「マイナス感情」をうまくコントロール
できさえすれば、大きくエネルギーを消耗することなく、
仕事や勉強、日常生活にも有効に活用できるというわけです。
うつ病になると、エネルギーがスカスカになった
ような状態になり、動くことすらままならなくなります。
(関連記事)
>>やじろべぇのうつ病克服体験談
うつ病になるような人は、自分に対して
自己嫌悪の気持ちが非常に強い傾向にあります。
自己嫌悪などのマイナス感情を蓄積した結果、
エネルギーが大量に消費され、ある時フッと
動けなくなってしまう、というのが
うつ病の姿なのかもしれません。
「マイナス感情」をうまく制御して、うつ病から
脱する考え方を無理なく身につけるにはこちらをご覧ください。
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。