いよいよ野沢温泉ひとり旅シリーズも最後の記事を迎えることにとなりました。
最後は番外編ということで、野沢温泉で一番特徴的と言える「外湯めぐり」についてご紹介したいと思います。
今までの記事はこちらからご覧ください。
>>野沢温泉3泊4日のひとり旅①
>>野沢温泉3泊4日のひとり旅②~毛無山プチ登山
>>野沢温泉3泊4日のひとり旅③~熊のツメあとって…
>>野沢温泉3泊4日のひとり旅④~スタカ湖キャンプ場へ行ってみる
外湯って何?
野沢温泉の外湯とは、江戸時代から湯仲間という制度によって守られてきた村民の共有財産のお風呂のことです。
野沢温泉には13の外湯があり、100%かけ流しの弱アルカリ性天然温泉です。
地元の人も日常的に使用しており、観光客と地元の人が交流を図れる場にもなっています。
早朝5時(12~3月は6時)~23時まで使用できます。料金は入口の賽銭箱に気持ち程度を入れるようです。
特徴的なのは、脱衣所が浴室と一体化していたり、洗い場が狭いので地べたに座って浴槽から直にお湯を汲んで体を洗っている人が多いことでしょうか。
外湯めぐり体験
私が実際に入った外湯についてご紹介します。
1日目 十王堂の湯
野沢温泉に到着した1日目は「十王堂(じゅうおうどう)の湯」という外湯へ行きました。
事前情報によると、温泉街の中心である「大湯」周辺は混んでいることが多いようなので、少しだけ中心から外れた十王堂の湯に行くことにしました。
十王堂の湯は、脱衣所と浴室の仕切りがなく一体化しています。
こういった作りは初めて見たので珍しかったです。
浴室は比較的広く、やや空いていたので初めて訪れた外湯としては正解でした。
脱衣所の近くで体を洗っている観光客の人が、地元の人に「水が跳ねるからここで洗っちゃダメだよ」と注意されていました。
都会ではこういった注意を言える人も減ってきましたが、こういったことを言えるご老人はやはり必要だなと感じます。
注意されることに対して「余計なお世話だ」と嫌う人も多いかもしれません。
しかし、無関心が行き過ぎて人対人の交流が減ってしまうことが、都会のうつの増加にもつながっていると感じます。
(関連記事)>>ストレスと環境の変化の関係~ライフイベントストレスチェック表
2日目 大湯→麻釜の湯→新田の湯
2日目は、まず野沢温泉外湯のシンボル的存在「大湯(おおゆ)」に行きました。
「一つしか外湯に行けないとしたら、とりあえずここには行っておけ」と言われている代表的な外湯なので、とりあえず抑えておきました。
ここも脱衣所が浴室と一体化しているタイプです。浴室、洗い場ともに広めです。人気の外湯なのでさすがに混んでいました。
浴槽は「あつ湯」と「ぬる湯」の2つに分かれています。
外湯のお湯はどこも熱いので、熱いのが苦手な人は「ぬる湯」がある所に行くと良いでしょう。
「大湯」で体を洗って、次は「麻釜(あさがま)の湯」へ向かいます。
麻釜の湯の印象は、正直最悪でした。
若い男性のグループが大騒ぎをしながら浴室を独占していたからです。
湯船の中には、じゃんじゃん水を流し入れて、温泉の良さを感じられない程ぬるくなっていました。
他の観光客や地元の人たちも、彼らの姿を見てすぐに出ていく人が続出していました。
私はせっかくなので湯船に少しだけ入ったものの、すぐに出ることにしました。
みなさんも他人と共同で何かを使うときには、人様に迷惑をかけずに、エチケットを守りましょうね。
「麻釜の湯」では後味の悪い思いをしてしまったので、もう一軒「新田(しんでん)の湯」に行って気分を直そうと思いました。
「大湯」、「麻釜の湯」と、どちらも混んでいたので、昨日の「十王堂の湯」よりも離れた所にある「新田の湯」なら空いているだろうと思い、行ってみました。
「新田の湯」はそんなに広いわけではありませんでしたが、比較的空いており、選んで正解でした。
脱衣所はガラス戸で完全に仕切られているタイプの外湯です。
3日目 中尾の湯→横落の湯
3日目(8月14日)は朝からスマップの解散報道で持ち切りでした。
しかし、ジャニーズ事務所のスマップに対する扱いはひどいものですね。ここまでブラック企業だったのかと驚きました。
伝え聞こえてくる限りでのメリー喜多川さんの老害ぶりは酷いものだと感じます。
一族経営の企業ではよくあることなのでしょうが、ちょっと勘違いがはなはだしいのではないでしょうか。
もう89歳なのですから、メリーさんは早く引退して次の世代に任せた方が良いでしょう。(引退しても次のジュリーさんもなんだかなぁという感じみたいですが。)
こんな状況では、噂されているように香取慎吾さんが精神的に追い詰められるのもわかるような気がします。
(関連記事)>>笑っていいとも!超特大号 香取慎吾のスピーチにやられた
スマップ関連の記事はこちらもどうぞ。
(関連記事)>>将来に不安しかない時の考え方~中居正広の司会力
まぁ、どちらにしろ私では真相を知りようがないので、無責任な感想はこの辺までにしておきます。
さてこの日の夕方、山から帰ってきて「中尾の湯」へ行きました。
ここは13ヶ所ある外湯の中でも、一番大きな木造湯屋建築だそうです。
浴槽は「あつ湯」と「ぬる湯」に分かれており、脱衣所はきちんと扉で仕切られてはいませんが、ちょっとした壁で仕切られている半一体型です。
洗い場の数も多く、かつ広めにスペースが確保されており、とても快適に使用できました。
温泉の中心地から一番離れている外湯なので少し遠いですが、行く価値は十分にあると感じました。
十三ヶ所もあるので、外湯全部に入ったわけではありませんが、今回入った外湯の中ではNo.1でした。特にオススメです!
外湯に入れるのもこの日が最後でしたので、もう一軒だけ帰り道にある「横落(よこち)の湯」に立ち寄ってみました。
ここは脱衣所は完全にガラスの扉で仕切られています。浴槽は狭かったです。
ただ、入ったタイミングが良かったようで、私以外誰も入っていない時間が少しあり、その間5分程度は貸し切り状態で楽しめました。
最後にいい思いができた穴場の外湯です。
外湯めぐりの注意点やポイント
今回外湯めぐりをしてみて感じた注意点や抑えるべきポイントをまとめてみました。
中心地から遠くへ行くほど空いている
文中でも何度か書きましたが、野沢温泉の中心地である「大湯」付近から遠くに行けば行くほど空いている傾向があると思います。
基本的に野沢温泉中心地周辺の外湯はだいたい混んでいます。
ただでさえそんなに大きい造りでもないので、混んでいるとゆっくり温泉を楽しむことができません。
ですので、私の中では「空いているかどうか」は、温泉を楽しむ上で非常に重要なポイントです。
今回行った中では中尾の湯が一番空いていて、なおかつ広くて浴槽も二つに分かれていたりと満足度ではNo.1でした。
他にも「秋葉の湯」や「滝の湯」なども中心地から遠いので、空いていてゆったりと入れるかもしれません。(この2つは実際に入っていないのでわかりませんが)
貴重品は預かってもらえない
外湯は無人ですし、貴重品を入れる鍵付きのロッカーなどもありません。
基本的にむきだしのかごの中に荷物を入れるので、盗まれたら困る貴重品は持ち歩かない方が良いでしょう。
実際に盗難が発生している外湯も多いようで、盗難注意の張り紙を何度か見かけました。
私は基本、宿に貴重品を置いて、貴重品は小銭とロックをかけたスマホだけ持ち歩いていました。
盗難にはくれぐれも気を付けましょう。
集印帳にスタンプ10個で記念品がもらえる
野沢温泉には、全26ヶ所の名所・旧跡でスタンプを押すことができ、10個以上ためると記念品として岡本太郎さんデザインのロゴがあしらわれた「湯タオル」がもらえます。
また、20個以上ためると「外湯巡り手ぬぐい」か「湯タオル」のどちらかをもらえます。
集印張は観光案内所やお土産やさんで500円ぐらいで売っています。
13ヶ所の外湯にも全てスタンプが置いてあります。
私はスタンプがあるのは知っていたのですが、記念品がもらえることは、この記事を書いている時に調べて初めて知りました。
特にメリットがないと思っていたので、スタンプ集めはしていませんでした。
野沢温泉には「湯」というロゴマークがあり、それがめちゃめちゃかっこいいデザインなので、このロゴがプリントされたTシャツを欲しかったのですが、気に入ったものがなく買えませんでした。
このロゴが入った「湯タオル」がもらえるなら、集印帳を買ってスタンプを集めれば良かったなと今更ながら後悔しています。
岡本太郎さんデザインの「湯」というロゴがめちゃめちゃかっこいいのでオススメです。
好きなことをしている時は病気を忘れている
今回、突然思い立って野沢温泉にひとり旅に出かけました。
山登りをしたり湖を見たり、温泉に入ったりと、毎日好きな事をして過ごしていました。
好きなことをしている時というのは、そのことに没頭しています。
没頭している時というのは、今やっていることだけを考えているので、基本的に病気などの心配事は頭から離れているものです。
たとえば、あなたが「ひどい咳が出る」という状態で苦しんでいたとしましょう。
あまりにも重病なら別でしょうが、ひどい咳が出ていても、大抵の場合寝ている時には咳も治まっていると思います。
没頭している時というのは、私の中では寝ている時と同じような状態と捉えています。
没頭している時も寝ている時も、調子の悪い状態に目を向けていないので、症状が現れにくいと感じています。
うつ病も同じく、何か別のものに意識を集中できていれば、その時には症状が消えていることもあるのではないでしょうか。あなたも経験ありませんか?
だから、好きなことに没頭するというのは、症状が気にならなくなる「一つの手段」だと思っています。(これが全てではありません。あくまでも「一つの手段」です)
なかなか思うようにはできないかもしれませんが、そういうことがあると認識しているだけでもまた違うと思います。
この話を少し前に個別に読者さんに話したところ、残念ながら「うつ病なんていう病気はない」という意味に誤解されて受け止められてしまいました。
「うつ病なんていう病気はない」と言っているわけでは決してありません。(私自身うつ病で苦しんだ経験がありますので)
よくわからなければ、とりあえず今はスルーしておいてください。
私の文章の拙さのせいもあるかもしれませんが、しばらくしたら「やじろべぇが言っていたことはこういうことだったのかもしれないな…」と感じることもあるかもしれません。
それでは、全5回の野沢温泉ひとり旅篇をお読みいただきましてありがとうございました。
うつ病とまではいかないけれど、考え方を変えてもう少しラクになりたい、という人はこちらの教材がオススメです。
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。