「一般的な精神療法の種類」の記事で述べた
ものの他にも、さまざまな精神療法があります。
気軽に行えるものもありますので、
自分に合った治療法を組み合わせて行うと良いでしょう。
1.運動療法
その名のとおり、運動することによって精神状態を改善します。
運動にはストレス発散と脳の神経伝達物質の機能を改善する
2つの作用があります。
ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど
ゆったりとした持続的な呼吸を伴う有酸素運動が
治療には適しています。
(参考)>>ランニングで頭が良くなる&うつ改善
まずは一日30分~1時間程度の軽い散歩などから
始めると良いでしょう。
日常生活の一部として自然に取り入れられると
継続することができ、治療効果も高まります。
(関連記事)
>>うつ病のせいで継続できない人向けの教材は?
2.音楽療法
音楽を聴くことで心の安定を促す精神療法です。
自分で歌ったり、演奏したりすることも
効果的なようです。
音楽療法には、クラシックが使用されることが多いようですが、
自分の好きな音楽なら何でも構いません。
聴いていて落ち着く、心が軽くなるような
曲を選んで聴いてみましょう。
3.自律訓練法
自律訓練法はイメージの力によって
精神状態を安定させる自己催眠の一種です。
以下に簡単な自律訓練法のやり方を紹介しておきます。
(1)椅子に深く腰掛け、手は膝の上に置く
(2)腹式呼吸を行う(鼻で息を深く吸い込みながらお腹をふくらませ、
口から息をゆっくりと吐き出しながらおなかをへこませる)
(3)気持ちがとても落ち着いているのをイメージする
(4)両手両足がとても温かいイメージを描く
(5)お腹がとても温かいイメージを描く
(6)ひたいが涼しいイメージを描く
心がゆったりして、安らかなイメージを感じてください。
次に、自己催眠をリセットする動作をします。
(7)両手に少し力を入れ、握ったり開いたりを5~6回繰り返す
(8)ひじ→両腕→右足→左足→両足の順に
曲げ伸ばしを5~6回繰り返す
(9)大きく伸びをして、深呼吸を2~3回行い、ゆっくりと目を開ける
自律訓練法の詳細を含め、多くの治療法を
色々試してみたい方はこちらの教材がおすすめです。
>>「うつ改善総合プログラム」詳しいレビュー
4.集団療法
うつ病患者同士が集団生活をすることで、
うつ病の治療に役立てようとする方法です。
「規則正しい生活」「患者同士のふれあい」「専門家のカウンセリング」
の3つの側面からうつ病を改善していきます。
集団療法を受けてみたい場合は医師に相談するか、
各都道府県の「精神保健福祉センター」にお問い合わせください。
うつ病の症状は千差万別ですので、
ご自分の症状に合った治療法を選ぶことが
うつ病克服の近道になります。
ご自分に合った治療法選びはこちらの記事をご参照ください。
>>うつ病教材の効果的な選び方
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
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