以前、妻の母親が「更年期障害」で
会社を一ヶ月ほど休んだそうです。
うつっぽい症状も出ていたようですが、
病院へは行かず、家で安静にしていたそうです。
義母が勤めていた会社は、家族経営のため、
数人の小さな会社でした。
義母のいない穴を埋めるため、親戚の人に頼んで
手伝いに来てもらっていたそうです。
ある程度、義母の調子も戻り、
職場復帰したところ、自分の席はすでになく、
「退職」を言い渡されてしまったとのことでした。
「ひどい話だなぁ」とは思いますが、
小さい会社では、よくあることだと思います。
義母は「傷病手当金」のことも
知らなかったようで、申請していませんでした。
その時は、私も傷病手当金の制度を
知らなかったので、教えることはできませんでしたが、
あとで知ってから教えたところ
「ありゃー!そんな制度があったの?
知ってたら申請したのに…」
と嘆いていました。
傷病手当金について知りたい方はこちら
>>傷病手当金を受給する方法 詳しいレビュー
傷病手当金が受給できない方はこちら
>>傷病手当金をもらえないケースでも精神障害年金なら受給可能です
更年期うつにホルモン療法は効かない?
男性にもあると言われていますが、
主に女性について言われることが多い「更年期障害」。
「更年期」とは、女性の生殖機能を失う
生物学的な時期のことです。
更年期には、女性ホルモンの変動や分泌の減少により、
身体に多くの不調が起こります。
更年期障害には、以下のような症状があります。
身体症状:ほてり、夜間の発汗、不眠、肩こり、腰痛、関節痛 など
精神症状:イライラ、涙もろさ、不安、元気が出ない、集中力低下、憂うつな気分 など
更年期の人が大うつ病(重度のうつ病)にかかる
確率は、一般の人の2倍にも上るそうです。
「更年期うつ」と呼ばれる更年期の不安定な精神症状は、
事実上うつ病に近いものと考えられてきており、
うつ病に準じた治療がなされているようです。
更年期うつの原因は、女性ホルモンの減少が原因と
考えられていましたが、実はホルモンの量が問題ではなく、
量の「変動」が原因であることがわかってきました。
日本では、更年期うつの治療に
「女性ホルモン補充療法(HRT)」が
行われることが多いようです。
このホルモン療法は、身体症状には効果が認められていますが、
「認知症」や「乳がん・大腸がん・心血疾患」などの
リスクがあるために、海外ではあまり行われていないようです。
精神症状にホルモン療法は有効なのか、というと、
身体症状には効果があるので、体調が改善するともに
軽度の精神症状であれば改善することもあるようです。
しかし、中等度以上の精神症状に、ホルモン療法は
ほとんど効果が見られないそうです。
アメリカのガイドラインでは、更年期の強いうつ症状に対して、
抗うつ薬を第一選択として紹介しています。
更年期うつに対して、抗うつ薬を使わない有効な対策としては
以下のようなものが挙げられています。
(1)イチョウ葉エキスやビタミンEなどサプリメントの摂取
(2)生活習慣の改善
(3)リラクセーション
(4)適度な有酸素運動
(5)人間関係の改善
サプリメントについては、アメリカの
国立衛生研究所による研究結果でも
積極的にイチョウ葉やコホッシュといった
ハーブの使用を勧めています。
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。