ストレスが原因で、過剰に痩せたり太ったり
してしまうこともあり、また放っておくと、
うつ病などの精神疾患の原因にもなってしまいます。
そこで、今回は、ストレスの解消法について
5月11日の「世界一受けたい授業」の中で
取り上げられていましたのでレポートしておきます。
ストレスはなぜ生じるか
ストレスとは、動物が天敵と遭遇した時に、副腎から分泌される
「コルチゾール」と呼ばれるホルモンが原因で起こる
“身を守るための防御反応”なのです。
(参考)>>うつ病~防衛本能がもたらす宿命~
しかし、人間の場合は、身体的な負担だけでなく、
会社でのノルマや人間関係など、精神的負担に直面しても、
このストレスホルモン「コルチゾール」が分泌されてしまうのです。
「ストレス」は、解消しないでいると、
拒食症、不眠、肌荒れ、など万病の元となってしまいます。
また、大阪府立大学教授の高辻功一先生によると、
ストレスホルモン・コルチゾールの影響で、
様々な弊害も確認されています。
健康な骨がスカスカになり、脆くなってしまったり、
記憶を司る海馬が、コルチゾールのせいで萎縮してしまい、
脳がスカスカになり、記憶障害を引き起こす原因にもなるそうです。
ストレスがたまると胃が痛くなるのは何故?
先ほど述べましたように、動物は戦闘態勢に入ると、
コルチゾールが分泌されます。
その時に、脳からの指令で、
戦うための栄養を、筋肉のほうに送っていきます。
そのため、食べ物を消化する「胃」には、
栄養や血液がいかなくなっていきます。
人間にも同じことが起こり、
ストレスが溜まると、胃が痛くなるというわけです。
あなたのストレス解消法は間違っていないか
番組出演者のストレス解消法が
正しいか、正しくないか、検証していました。
衝動買い(ピース綾部):×
買い物は一時的なストレス解消にはなるが、
後で「なぜこんなものを買ってしまったのか」
という罪悪感を感じてしまう。
また、支払いのことを考えた場合、
憂鬱になったりしますので、
また新しいストレスを生む原因になってしまいます。
散歩(劇団ひとり):×
散歩中、どうしても人は、仕事のことなどを
考えてしまいます。
(関連記事)
>>仕事のストレスでうつ病にならないために
すると、不安が増える可能性があるため、
散歩もバツだそうです。
何も考えずに散歩をするなんて、
不可能に近いということでした。
(関連記事)
雑念を振り払う瞑想法はこちら
>>幸せになりたい人必見!執着心を捨てるたった1つの簡単な瞑想法
ビートルズを聴きながら無心で踊る(小林麻耶):○
ストレスは、怒り、不安、緊張、悲しみ、
などの感情を生み出します。
歌って踊って発散するのが良いとのことです。
仕事や勉強のことを考えずに、無心になることが
ストレス解消のポイントです。
おすすめのストレス解消法とは
番組では2つのユニークな
ストレス解消法を紹介していました。
カレーを食べる
最近の研究でわかったことですが、
脳科学者の茂木先生がカレーはストレス解消に
良いということを発見されたそうです。
何故カレーがストレス解消に良いのか。
ストレスがかかっている状態とは、
血管が収縮した状態です。
このように血流が滞ると、
生活習慣病などの原因となる「活性酸素」が
血液中に溜まってしまいます。
しかし、スパイスのターメリックに含まれている
「クルクミン」は、血液の循環を活発にし、
活性酸素などを取り去る効果があるのです。
活性酸素についてはこちらの記事も参考になります。
>>うつ病は糖質制限で治す~栄養が偏らないか心配な方へ
読書する
イギリスで行われた実験から分かったことです。
パズルやIQテストなどでストレスをかけた後、
5つのグループにわけ、それぞれ、
(1)読書
(2)音楽鑑賞
(3)一杯の紅茶
(4)テレビゲーム
(5)散歩
を6分間行いました。
その結果、読書のグループが、もっとも心拍数が下がり、
一番ストレスが解消される方法だと分かりました。
読書に夢中になることで、
現実世界を忘れ、ストレス解消になるようです。
要するに、何もかも忘れて楽しめれば良いわけで、
漫画などでも良いですし、バラエティ番組を
見ることもストレス解消になるそうです。
カレーと読書でストレスは解消するのか
番組では、二人の男性に、
三日間、昼食にカレーを一人前食べて、
その後5分間、好きな本を読んでもらうという実験をしました。
ストレスを客観的に測るには、
唾液の酸化度を測るとわかるそうで、
40mVを超えていると、かなりのストレスを抱えているそうです。
実験前は69mV、56mVということで、二人とも40mVを超えており、
かなりのストレスを感じているようでした。
3日間の実験の結果、それぞれ
69mV→40mV、56mV→17mVにまで下がり、
どちらもストレスが軽減したことがわかりました。
「カレーと読書でストレスを解消する」
なかなか面白いストレス解消法でしたね。
毎日カレーを食べるのは現実的ではありませんが、
軽いストレスにお悩みの方には効果があるかもしれません。
「毎日強いストレスを感じている」という方には、
カレーや読書以外に「ストレスに対する考え方を変える」
という方法があります。
ストレスに対する考え方自体を変えてしまえば、
わざわざ毎日カレーを食べ続ける必要もなく、余計な
緊張感から解放された「楽な人生」を謳歌できるようになります。
同じ出来事が起こっても、それをストレスと感じるか
感じないかは、その人自身の考え方によって決まります。
あなたの周りにも、ストレスを感じにくそうな人っていませんか?
そのような人たちと、あなたとの決定的な違いは、
物事の捉え方、つまり「考え方」にあるのです。
ストレスを感じにくい考え方は、一生ものです。
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