「自分は本当に運が悪いなぁ」
あなたは普段そんな風に感じることはありますか?
「街を歩いていると、よく赤信号に引っかかる」
「外出するときは、雨が降っていることが多い」
「電車に乗ろうと思ったら、出発したばかりだった」
こんなことが重なると、憂うつな気分になってしまいますよね。
私も、以前は「自分はなんて運が悪いんだ」と感じていて、
毎日ため息をついていたものです。
しかし、運が悪いという感覚は、あまり当てにならないようです。
自分にとって悪いことは記憶に残りやすい
人間は、自分にとって悪いことが起こると、
記憶に残りやすいという傾向があるそうです。
詳しくはこちらの記事をどうぞ
>>うつ病の原因は扁桃体にあった~恐怖による暴走
反対に、良いことはあまり記憶に残りません。
これは、人間の脳に組み込まれている機能なので、
意志の力でどうこうできるレベルの話ではないようです。
実際に意識して計測してみると、
一日二日では、集中して赤信号に出会うということもあるかも
しれませんが、一ヶ月、一年という単位で計測してみれば、
どちらもそれほど変わらない確率で遭遇しているはずです。
外出するときに雨が降っていた確率は、
晴れや曇りの時よりもむしろ少ないことの方が多いでしょう。
「人間は自分にとってイヤだったことは、
良かったことよりも記憶に残りやすい」
こういう性質を知ってさえいれば、
赤信号に何度遭遇しても、外出中に雨が降ってきたとしても
いちいち腹を立てることは少なくなるでしょう。
悪いことでも自分に都合よく考える
さらに言えば、赤信号で止まった時などに、
何か自分にとって「都合よく」考えられれば
なお良いですね。
「ずっと歩き通しだったから、これで少し休める」とか
「立ち止まって周りをよく見たら、
今まで知らなかった素敵なお店を発見できた」とか
考えようとしてみれば、何か一つぐらいは
都合の良い考え方が見つかるのではないでしょうか。
そのように「自分にとって都合の良いこと」を
見つけだすクセがつけば、イライラしたり
憂うつな気分になることもグッと少なくなると思います。
「目の前で信号が赤になった」
「外出中に雨が降ってきた」
これらは単なる「事実」であって、
そこに「良い」「悪い」という「意味づけ」を
するのは、ほかならぬあなた自身です。
(参考)>>「事実」と「主観」は分けて考えましょう
事実は一つしかありませんが、
考え方は何通りもできます。
自分の気分を自分で良くする考え方は、
精神を正常に保つ上で、とても有効な方法ですね。
(関連記事)>>うつ病の予防法~柔軟な考え方をするには
都合よく考えると良いことが起きる
このような考え方が定着すると、
実際に良いことが多く起きるようになります。
これは、その人から「良い波動」が出てくるため、
良いことを引き寄せるということのようです。
「波動」と言われても、なかなか信じられない人も多いかも
しれませんが、実際に自分に都合よく考えるようになって
からは、以前より良いことが多く起きるようになりました。
「悪いことは、より記憶されやすい」
この事実を忘れずに
「自分に都合良く考える」
ことを習慣化してみてください。
考え方を変えて運を味方につけましょう。
>>プチ認知療法の本音レビュー
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。