「何もやる気がしない」「興味が湧かない」
「楽しく感じられない」というのは、
うつ病の厄介な特徴の一つです。
(関連記事)>>うつ病の症状をチェック
やる気が出ないから、何も行動できないと考えがちですが、
その考えは人間の脳の仕組みから見ると間違っているそうです。
人間の脳には「側坐核」という部分があります。
行動を始めると、この「側坐核」が刺激されて、
次第に「やる気」が出てきます。
この状態を「作業興奮」と呼んでいます。
面倒でなかなか始められなかったことを、
思い切って始めると、次第に集中している自分に
気づくことはありませんか?
例えば、マラソンを日課にしていたとしましょう。
出かけるまでは、とても面倒くさく感じるものですが、
いざマラソンを始めてみると、“ランナーズハイ”という
言葉もあるように、次第に気分が上がってきたりします。
試験勉強や部屋の掃除などにしてもそうです。
何でも、始める時が一番エネルギーが必要なのです。
(関連記事)
>>なんとなくやってみる~なかなか行動できない人へ
実際に始めてしまうと、それほど大変でもなかった
ということが多いでしょう。
「やる気」が出て始めて「行動」するのではなく、
「行動」することで次第に「やる気」が湧いてきて、
さらに「行動」することで、目的を達成することができます。
この「やる気と行動の法則」をうまく利用するには、
まず、できるだけ簡単なことから始めてみることです。
(参考)>>不安を取り除く方法~曝露法(エクスポージャー)
すると次第に「やる気」が刺激されてきますので、
そうなったら、少しずつ行動のレベルを上げて行けば良いのです。
とにかく、まずは一歩踏み出すことが重要ということですね。
うつ病の治療で「そろそろ自分でも何かやってみたい」という方には
「プチ認知療法」がおすすめです。
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私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
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