以前、「BowL」という名前の、うつ病に特化した
職場復帰(リワーク)支援施設が、5月から開設されると
Yahoo!ニュースに出ていました。
「BowL」は、沖縄県浦添市にあり、近くにある宜野湾の
田芋農家と契約しており、農作業プログラムなども
取り入れているようです。
余談ですが、私も昔うつ状態の時に、
高原野菜のアルバイトをして回復した経験があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
>>やじろべぇのうつ病克服体験談
BowLの訓練内容は、以下の4つに分類されています。
●フィジカルワーク:睡眠コントロール・ヨガ・アロマ・農作業などを行う
●メンタル・ワーク:SST・認知行動療法・対人スキル・ストレスマネジメントなどを学ぶ
●オフィス・ワーク:パソコンスキルや電話対応など実践的な技術を学ぶ
●フォローアップ・ワーク:カウンセリングなど
時間は9時から夕方4時まで、規則正しい生活を送りながら、
プログラムを実践していきます。
期間は、3ヶ月コースと6ヶ月コースがあり、
一定期間みっちりと、復職に向けた指導を受けることができます。
BowLの利用料金は?
気になる料金がホームページに書いていなかったので、
直接問い合わせてみました。
「BowL」のサービスは、障害者総合支援法に基づいて
料金が決められているとのこと。
一日あたりの利用料については通常7,420円発生しますが、
利用者負担は、その1割のみとなっています。
ですので、どちらのコースを選んでも、
一日あたりの負担は、742円ほどですむそうです。
さらに、月間での上限額も設けられており、
前年度の所得が600万円以下の方は、
一ヶ月あたり9,300円までの負担で済むとのことでした。
ただ、「BowL」は通所施設ですので、
宿泊することはできません。
遠方から通う場合の費用は?
沖縄以外の遠方から通う場合は、
現地で宿泊施設を別途確保しなければなりません。
どこか安く宿泊できるところはありますかと尋ねたところ、
近隣では、マンスリーマンションが
最も安価な宿泊手段という回答をいただきました。
家具・家電・キッチン付きで、1ヶ月6~8万円ぐらいだそうです。
※水道光熱費は除く
現時点では、就職先の紹介は行っていないとのことですが、
将来的には1年後以降を目処に、
就職先企業の展開を考えているとのことでした。
(関連記事)
>>うつ病でもできる仕事~就労継続支援事業と在宅勤務
説明を見たところでは、
ある程度、うつ病が回復されている方が対象のように感じました。
通所料金は格安ですが、遠方に住んでいる場合は滞在費用がかかるので、
少し金銭的に余裕がないと厳しいかもしれませんね。
しかし、沖縄の雄大な自然の中で、
うつ病の治療に取り組めるというのは大きな魅力ではありますね。
興味のある方は、ホームページをご覧になってみてください。
沖縄は魅力的だけどちょっと遠すぎて…という方は、
お近くの病院や精神保健福祉センターなどで、
デイケアやリワークを利用することもできます。
>>デイケアや就労支援が受けられる「精神保健福祉センター」とは?
自宅でもできる回復期の治療法は、うつになりにくい
考え方を身に着けるこちらの教材がおすすめです。
(参考記事)
>>プチ認知療法 vs 自己メンタルセラピー講座 どっちがいいの?
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。