タブレットが学習障害の武器になる

発達障害の一つに学習障害というものがあります。

学習障害とは、知的な遅れはないが、
読み書き、計算などが著しく苦手な状態
のことを言います。

中枢神経の一部に何らかの障害があることが原因と言われていますが、
詳しいことはわかっていません。

一見すると、障害とはわからないことも多く、
単に勉強ができないとみなされるケースが多い
のが現状です。

読み書き、計算が苦手なため、
学校の授業についていくことができず、
引きこもりや登校拒否などにつながるケースも多く、
その結果、うつ状態やうつ病に発展してしまうこともあります。

先日、NHKの番組で学習障害について特集していました。

ある小学生の男の子は、学習障害と診断されており、
読み書きや計算が苦手でした。

文字の形を認識することが困難なため、
黒板の文字を書き写すことにもかなりの時間がかかります。

そして、せっかく書き写しても、
うまく文字を書くことができないため、
あとでノートを見返しても、自分で書いた文字が読めない、という状態でした。

教科書を読むのも大変そうでした。
一行一行定規をあてながらでないと、
どこを読んでいるのかわからなくなってしまう
そうです。

学校に通っている時も大変ですが、
「社会に出てからはもっと大変な思いをした」
と語る大工さんも番組に出演していました。

この方も学習障害と診断されており、
現在は、体験談を本に書いたり、働けない若者の
就学支援などをしているそうです。

文字が書けないということは
仕事ができない人と判断されてしまい、
「頭の悪い人とは仕事をしたくない」という扱いを受け、
深く傷つき、働くのもイヤになった時期もあったそうです。

このように学習障害で大変な思いをしている方に向けて
少しでも負担を軽くしようという動きがあります。

それが、東京大学主催の「Do-IT Japanプログラム」です。

最新の情報機器で学習障害の方を支援するというプロジェクトで、
タブレットやスマートフォンなどを使い、
苦手な部分を補うというものです。

先ほどの小学5年生の子どもは、
タブレットの様々な機能やアプリを使って
スムーズに学習ができるようになっていました。

たとえば、教科書の内容をタブレットにそのまま入れて、
読み上げ機能を使い、文字を音声で理解することができます。

読み上げている部分はハイライト表示されるので、
読んでいる箇所がわからなくなることもなくなりました。

黒板の板書もカメラで撮影すれば問題は解決します。

また、短い言葉を複数吹き込んで、
それらの関係を線でつなぐというアプリ
もあり、
関係性を整理したり、自分の考えを伝えることに役立てています。

岐阜県の特別支援学校で働く教師の方も、学習障害と診断され、
仕事上いろいろ支障をきたすことがありました。

この方はスマートフォンを
問題解消のツールとして使用しています。

メモしたいことをスマホに吹き込むことで
録音されるだけでなく、文字として変換してくれます。

より早くより便利にメモすることができるので、
実行のし忘れもなくなり、コミュニケーションも
スムーズになりました。

これらの機器は、障害特性を埋めるだけでなく、
世界や生活自体も広げてくれるものとして
大変重宝しているそうです。

学習障害を含む発達障害は、「障害」という名がついているので
誤解されやすいのですが、決して劣っているということではなく、
ただ少し脳の構造などが「違っている」だけにすぎません。

むしろ、一般の人の平均値より知能が高く、
爆発的な成果をあげる人に発達障害の人が多い
そうです。

たとえばノーベル賞受賞者には発達障害の方が多くいらっしゃいます。

しかし、発達障害の人々は全人口の中では少数派のため、
多数派の人たち向けに作られている現代社会では
様々な問題が出てきてしまっています。

タブレットやスマートフォンなどのツールで
発達障害の方々の苦手な部分を補い、
将来的には、もっと生きやすい世の中になることを願っています。

先日、発達障害で苦しんでいる方から、
ご相談のメールを受けました。

その方は、会社で簡単なことでもミスをして怒られてばかりいるため、
何をしてもできないレッテルを貼られてしまい、
毎日自己重要感を否定され続け、うつになりそうだと悩んでおられました。

実際にうつ病で病院を訪れる患者のうち、
15%前後の方は、アスペルガーやADHDなど、
何らかの発達障害が認められているというデータもあるそうです。

以前、「大人の発達障害」について書いた記事の反響が大きかったため、
発達障害を改善するための教材を探していました。

中身を確認し、ぜひご紹介したい教材がありましたので、
デメリットなども含め、詳しくレビューを書いてみました。

「発達障害は脳の障害なので治らない」と諦めてしまっている方に、
ぜひ読んでいただきたい内容です。

「アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル」詳しいレビュー

私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。

>>管理人やじろべぇのうつ病克服体験談


>>【注意!】買ってはいけないうつ病教材一覧

>>【必見!】やじろべぇオススメうつ病教材ランキング

>>【私に合った教材はどれ?】うつ病教材の効果的な選び方

>>【当ブログ限定!】購入者特典プレゼントのご案内


コメント

現在、この記事へのコメントはありません。

コメントを投稿する




コメント内容

認証コード * Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.

トラックバックURL: 
 

プロフィール

プロフィール画像"

うつ病教材アドバイザー

【やじろべぇ】

根本的にうつ病を克服する治療法をご紹介。うつ病で働けない場合の収入問題なども解決します。

詳しいプロフィール

うつ病教材比較&選び方

治療費を安くする方法

医療費の負担が3分の1になる「自立支援医療」についてお話します。
⇒詳しくはこちら

うつ病治療の真実

うつ病は食事で治す

うつ病でお金がない…

うつ病セルフチェック

精神障害者手帳について

障害者手帳の申請方法、メリット・デメリット等についてお話します。
⇒詳しくはこちら

入院費を安くする方法

入院で自己負担が高額になってしまった場合の対処法をお話します。
⇒詳しくはこちら

最近のコメント

ブログランキング

当ブログはランキングに参加しています。


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ うつ病(鬱病)へ

応援クリックよろしくお願いします。

重症うつの入院治療で使われている食事療法

荒木式うつ病改善プログラム

荒木式 うつ病改善
プログラム

体験レビューはこちら

簡単なエクササイズで楽しく自信がついてくる

プチ認知療法DVD

プチ認知療法

教材の中身を確認

うつ病・自律神経失調症を1万人以上改善

2ヶ月間うつ病改善プログラム

2ヶ月間 うつ病改善
プログラム

教材の中身を確認

家族が共倒れにならないための正しい接し方

うつ病の家族への対応マニュアル

うつ病の家族への
対応マニュアル

教材の中身を確認

サイト内検索

カテゴリ一覧

スポンサードリンク

ページの先頭へ