先日、テレビを見ていたら
「涙活(るいかつ)」なるものを紹介していました。
詳しくは知りませんが、「涙活」とは
一つの部屋の中に20~30人ぐらいが集まって、
感動する映画を見て涙を流す、というもののようです。
どうもストレス解消が目的のようなのですが、
多勢が集まって涙を流すさまは、正直あまり
気持ちの良いものではありませんでした。
しかし「感動して涙を流す」ことでストレス解消しようというのは、
あながち的外れというわけではありません。
むしろ、科学的根拠がある方法なのです。
今回は、なぜ泣くことがストレス解消につながるのかを
ご説明しようと思います。
自律神経と涙の関係
自律神経という言葉は聞いたことがあるかと思います。
自分の意思とは関係なく、体の機能をコントロールしている
神経のことを自律神経と呼んでいます。
たとえば、心臓を動かすことは意識してできませんよね。
この“意識してできないこと”を司っているのが、自律神経なのです。
自律神経には二種類あります。
一つは、活動している時に働く「交感神経」と、
もう一つは、休んでいる時に働く「副交感神経」です。
この二つの神経のバランスがとれて、
健康状態が保たれるという仕組みです。
しかし、強いストレスが続くと、副交感神経の働きが鈍り、
ストレスが解消されなくなってしまいます。
そこで、ストレスを解消するには、
副交感神経を働かせることが必要になるわけです。
「泣く」ことは、交感神経から、
副交感神経へと切り替える働きがあります。
また、「泣く」ことは「睡眠」よりも
ストレス解消に効果があるとも言われています。
要するに思いっきり泣くことで、副交感神経が活発になり、
ストレスを解消するのに非常に役立つというわけです。
ストレス解消にオススメの映画
ストレス解消には、好きな音楽、感動する映画、
大好きなマンガ、悲しい映画、感動する小説など、
感動して泣けるものであれば何でも良いです。
ご参考までに、私が最近見た泣ける映画は、
園子温監督の「愛のむきだし」という映画です。
AAA(トリプルエー)の西島隆弘さんが主演です。
ヒロインは満島ひかりさん。
DVD 2枚組なので、ちょっと時間が長いです。
それと、ストーリーの途中で、
少し悪ふざけのすぎる部分が長く続きますが、
その2点さえ我慢して見続けていれば、
最後に感動が待っています。
家族で見たのですが、妻は涙ぐんでいました。
私は家族の手前、必死でこらえましたが…。
ストレス解消には、思いっきり泣いたほうが良いので、
一人で見たほうがいいかもしれませんね。
ストレスは放っておくとうつ病の原因になってしまいますので
普段からストレスを溜め込まないように気をつけましょう。
手軽にストレスを解消する方法としては、
「涙」のほかに、こんな意外な方法もありますよ。
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。