家族や恋人、職場の同僚、友達など周囲の人は、
うつ病患者に対してどのように接すれば良いのでしょうか。
うつ病患者に対して絶対に使ってはいけない禁句の言葉があります。
禁句その(1) 励ましの言葉
最も禁句なのは、
「がんばって」「元気を出して」などの励ましの言葉です。
うつ病患者は、不甲斐ない自分にイライラし、
頑張れない自分を責めているものです。
そんなときに「がんばって」などと励ますのは、
うつ病患者の気持ちを逆なでするようなものです。
良かれと思ってかけた言葉も逆効果となってしまうのです。
最悪の場合には「頑張れない自分などいないほうがましだ」などと考えて、
自殺してしまう危険性もあります。
禁句その(2) 焦りを誘う言葉
励ましと同様に、うつ病患者の焦りを誘うような言葉も禁句です。
(関連記事)>>うつ病の人に接する時の心得“3つのない”
「いつごろ会社に復帰できるの?」「具合は良くなってきた?」
などの言葉は、早く病気を直さなければと
必要以上に患者を焦らせてしまいます。
そんなことをしては、せっかく治りかけていたとしても
再び症状がぶり返してしまいます。
まずは、「ゆっくり休養することを考え、
休んでも誰にも迷惑などかからない」ということを
患者に理解させてあげることが肝心です。
うつ病は「頑張れない自分」を自分自身で責め、
心が逃げ場を失ったために生じる病です。
うつ病患者には、『励ましの言葉』『あせりを誘発する言葉』は禁句です。
絶対に使わないようにしましょう。
使ってはいけない禁句の言葉だけでなく、
どのような言葉をかければ良いのか、またどのような接し方をすれば
うつ病が改善するのか、体系的に知りたい方には
「うつ病の家族への対応マニュアル」がお勧めです。
子供がうつ病になり、不登校や引きこもりなどの
問題行動を起こしている場合には、
「不登校ひきこもり解決DVD」をお勧めします。
両教材の詳しい違いについてはこちらをご参照ください。
>>【接し方教材対決】増田泰司 vs 伊藤幸弘
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。