自分の考え方を変えるには、
まず、自分の考え方にはどのようなクセがあるのかを
認識することが重要です。
うつ病になると、自分の考え方が偏っていることに
なかなか気づけないものなので、
まず認識することが大事なんですね。
うつ病の人には、共通した考え方のクセがあります。
それは、どのような考え方なのでしょうか。
その答えは、「認知療法の三原則」に書かれています。
●認知療法の三原則
(1)あなたの気分・感情は、すべてあなたの考え方による
(2)うつの気分に支配されている時は、
否定的な考え方に支配されている
(3)あなたの気分を滅入らせている考え方には、
必ず歪(ゆが)められた考え方が含まれている
つまり、「否定的な考え方」がうつ状態を引き起こす、
ということです。
普段、意識していなくても、
人それぞれに考え方のクセというものがあります。
自分はどんな考え方のクセを持っているのかを理解すれば、
そうしないように気をつけることもできます。
反対に、自分の考え方のクセを意識していなければ、
「そういう考え方は止めよう」とすら思わないので、
まずは認識することが重要なんですね。
無意識のうちに頭の中に浮かんでくる考え方を
認知療法では「自動思考」と呼んでいます。
「自動思考」を認識するには、
紙に書き出すことが、自分で手軽にできる方法でしょう。
紙に書き出すやり方は、こちらです。
>>うつの原因になる“考え方”を変える方法(3つのコラム法)
その他には、通っている病院の先生や、家族などに
自分の気持ちを話すことも有効な手段です。
そして、自分の考え方のクセがわかったら、
次は、その中に「歪(ゆが)められた考え方」が
含まれていないかをチェックしていきます。
否定的な考え方を無理なく変えていきたい方はこちら
>>プチ認知療法【特典&レビュー】
»(7)「うつの原因になる考え方とは(認知のゆがみ)」へ続く
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。