以前の記事で、うつ病の人と接するには、
その人の気持ちを理解することが重要だと述べました。
それと同時に、うつ病がどれだけ苦しいものなのか
ということも、ぜひ理解してあげてください。
うつ病からくる不安や恐怖から逃れられるのなら、
「死んだほうがマシ」だと感じるぐらい、
うつ病とは、辛く苦しいものです。
うつ病の人が抱えている不安や恐怖などの苦しみは、
もちろん、なった本人にしかわからないものです。
うつ病になったことのない人に、
完全に気持ちを理解して欲しい、と言っても無理ですし、
それを望んでいるわけでもありません。
しかし、「死んだほうがマシ」と思えるほど苦しいと
あなたが知っているだけでも、うつ病患者さんへの対応は、
まったく違ったものになるでしょう。
他にも、うつ病の症状や原因などをしっかり理解していれば、
それだけで、不用意な発言はなくなるものです。
以前「職場の同僚がうつ病になった」
という方と、お話する機会がありました。
その方が、あまりにも簡単に、使ってはいけない言葉を
使っていることに愕然とした覚えがあります。
(関連記事)>>うつ病患者への接し方~禁句
「そんなことじゃダメだよ」とか、
「もっと強くならなくちゃ」という言葉を、
うつ病の人に対して、頻繁に使っていたそうです。
本人は良かれと思って、励ましているつもりのようでした。
しかし、うつ病の人にとって、これらの言葉は、
「お前はダメ人間だ」と言われているのも同然なのです。
家族に比べたら、職場の同僚や上司などは、
そこまで親身になって、うつ病を理解しようとする人も
少ないのかもしれません。
しかし、うつ病は誰にでも起こりうる病気です。
何かのきっかけで、あなたや、あなたの大切な人が
うつ病になる可能性は十分にあるのです。
このブログでも、うつ病に関しての基本的な知識をご紹介していますので、
一通りご覧になっていただけると幸いです。
>>うつ病の基礎知識
知っているだけでも、
救われる人はたくさんいるのですから。
●心理カウンセラーに何度も個別相談できる接し方教材はこちら
>>うつ病の家族への対応マニュアル【特典&レビュー】
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。