「パパ、このアヒル治して」
子どものアヒルのオモチャが壊れました。
構造はごく簡単で、本体に管が差し込んであり、
押すとピヨピヨ鳴るオモチャです。
どんな風に壊れているのか見てみると、
管が本体の中に完全に入ってしまって、
取り出せなくなっています。
これを簡単に直してしまえば、
娘から賞賛の眼差しを受けること請け合いです。
あーでもない、こーでもない、と
アヒルをイジリ始めてから十分経過。
全く管を取り出すことができません。
さらにアヒルと格闘すること十分。
「これは、どう考えても無理だよ…」
情けないセリフとともに、あっけなくギブアップ。
娘は残念そうな表情を浮かべて去って行きました…
次の日、居間へ入ると、テーブルの上に
昨日のアヒルが置いてありました。
壊れたアヒルと一緒に、
壊れていないアヒルも並んでいます。
壊れていない方はどうなっているのかな、と
分解してみると、冒頭で示したように
とても簡単な構造です。
「あ~、なんだ。こうなってたのか」
管の正しいはめ込み方を理解した私は、
昨日どうやっても直せなかったアヒルを、
少しイジっただけで直すことができました。
昨日と何が違っていたのかというと
「正しいやり方を理解した」という点だけです。
スポーツなどでも、なかなか上手くいかなくて
悩んでいる時に、上手な人のやり方を真似すると
うまくいくことが多いですよね。
「考え方」も同じです。
気分が憂うつになったり、やる気が出なかったりする時は、
どこか考え方に無理が生じていないでしょうか。
そんな時は、普段から元気だったり、
魅力的な人の言動をチェックして、自分とどこが違うのか
よ~く観察してみると良いでしょう。
自分の良くない所は、そこだけ見ていても
何が悪いのか気がつきにくいです。
上手くいっている人の良い言動をよく観察し、
自分の良くない言動を修正していけば、次第に
「うつな気分」とは疎遠になっていくことでしょう。
「うつになりにくい考え方」を学ぶにはこちらをどうぞ。
>>プチ認知療法の本音レビュー
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。