先週の土、日は、妻の体調が悪かったので、
一日中娘と遊んでいました。
私「今日は何して遊ぶ?」
娘「自転車に乗る!」
娘は最近、補助輪なしでようやく自転車に乗れるように
なってきましたので、即座にそう答えました。
私「近所の公園で練習する?それとも遠くまで走りに行く?」
娘「遠くまで行ってみたい!」
まだ、自転車に乗ってもフラフラしているような
状態でしたので、「無理じゃないかなぁ?」と
思いましたが、「どうしても行く」とききません。
「無理そうだったら途中で引き返そう」
そう思い、二人で遠乗りに出発しました。
遠乗りとは言っても、まだ娘は小学一年生です。
私が仕事の合間に運動不足解消のために
自転車で走っているコース(片道30分、往復1時間)
を試しに走ってみようと思いました。
それでも娘にとっては「大冒険」と言っても
過言ではないでしょう。
走り始めて見ると、意外にハンドルさばきもしっかり
していて、「これなら大丈夫そうだ」と感じました。
ちょっと途中で転んでしまい、唇から出血した時には
正直焦りましたが、グッと泣くのをこらえて、
「大丈夫だもん」と強がりながらも走り続けてくれました。
本当に、子どもの成長の速さには、日々驚かされます。
今回の遠乗りは、娘にとってかなりハードルの高い
練習だったと思いますが、今回の経験を通して、
もう近所をちょっと走ることぐらいは簡単だと
感じられるようになったんじゃないかな、と思います。
このように、現在の自分の力量よりも、かなり
難易度の高い行動をすることで、今までちょっと難しいと
感じていたことでも簡単に感じるようになります。
たとえば、賞レースで決勝まで進出するような
お笑い芸人さん達は、過去の優勝者たちと
一緒にライブを行なうことで、現在の自分たちより
一段高いレベルの環境に身を置くそうです。
そうすることで、一段高いと感じていたレベルを
「当たり前」と感じられるようになれれば、
ブレイクスルーを経験することにつながります。
スポーツ選手が、よりレベルの高い選手に
練習試合を申し込むのも同じ理由ですね。
今の自分には遥かに難易度が高いと感じることでも
あえてやってみると、今までできなかったことが
簡単に感じられるようになります。
今の自分に行き詰まりを感じている人で、
何とか打開策を見出したい人には、
良い方法かもしれませんね。
しかし、この方法は気力、体力ともに低下している
うつ病患者さんにはあまりおすすめできません。
うつ病患者さんの場合は、
一気に難しいことをやろうとするのではなく、
一歩一歩段階を踏んで行動することで、
自信を取り戻していくことが大切です。
具体的にはこちらのような方法がお勧めです。
>>不安を取り除く方法~曝露法(エクスポージャー)
体感を通じて自分に自信を持てる
ようになる「プチ認知療法」も効果的です。
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。