十分な休養をとり、調子もだんだん戻ってきたら
いよいよ職場復帰です。
しかし、ここで頑張りすぎたりすると
うつ病をぶり返してしまいますので
徐々に慣らしていきましょう。
くれぐれも休養明けは慎重にゆっくりと進めてください。
いきなり復職するのが難しいと感じる場合は、
リワークプログラムと呼ばれる
復職支援プログラムを利用されてみても良いでしょう。
また、もっと手軽にリハビリができる
デイケアなどの社会復帰支援もあります。
デイケアというのは、グループ活動を通じて
社会参加・復帰に向けて自分に合った方法を
みつけていくものです。
●生活のリズムが崩れているので戻したい
●人と交流をもちたい、仲間が欲しい
●疲れやすいので体力をつけたい
●悩みを打ち明ける場が欲しい
などと思っている方を対象に行われています。
病院によっては扱っていないところもありますので、
その場合は主治医に相談してデイケアを扱っている
病院などを紹介してもらいましょう。
(関連記事)
>>デイケアや就労支援が受けられる「精神保健福祉センター」とは?
はじめは、週一回午後だけ通って、慣れてきたら
少しずつ増やしていくということもできます。
また、扱っているところにもよりますが、デイケアには
ヨガ、気功、音楽、イラスト、陶芸、スポーツ、ボランティア活動
など様々なものがあり、自分にあったコースを選ぶことができます。
自立支援医療の対象になっていますので、
低料金で利用することができます。
休養明けは、先述しましたが徐々に体を慣らしていくのが基本です。
あなたが抗うつ薬を飲んでいるのであれば、
症状が改善したからと言って薬の服用をやめてしまうと、
「離脱症状」が起き、症状の悪化につながります。
薬をやめる場合は、医師の指導のもと、
少しずつ薬の量を減らしていく必要があります。
以下の記事では、私が断薬した経緯をご紹介しています。
>>うつ病が再発する原因は?
また、うつ病は再発率が60%と言われている
とても再発の確率が高い病気です。
(参考)>>抗うつ剤は効かないのか?
再発防止には「うつになりにくい考え方」を
身に着けることがとても効果が高いのですが、
うつの症状が重い時期には負担が重くなってしまいます。
しかし、症状が回復し始めたリハビリ期は
再発防止を兼ねた治療法を行なうのに
最も適した時期と言えるのです。
「うつになりにくい考え方」を身に着けることで、
うつの再発を未然に防いでおきましょう。
リハビリ期の治療法として、当ブログでは
「プチ認知療法」と「自己メンタルセラピー講座」を
おすすめしています。
両者の詳しい違いについてはこちらの記事をご覧ください。
>>プチ認知療法 vs 自己メンタルセラピー講座 どっちがいいの?
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。