ふかわりょうさん。
私が好きなお笑い芸人の一人です。
もともとは、それほど好きでも嫌いでもなかったのですが、
デビュー当時のライブビデオを見てから好きになりました。
スタイリッシュでシュールな出で立ちから繰り出される
ひとことネタの「小心者克服講座」は、私にとってかなり衝撃的でした。
その後、私が以前勤めていた会社で残業していた時、
深夜のラジオからふかわさんの声が流れてきました。
「ROCKETMAN SHOW(ロケットマンショー)」という番組です。
今でもやっているようです。
その番組でも、リスナーから「ひとことネタ」を募集して、
流したりしていましたが、そのコーナーよりも、
ふかわさんが時事問題を斬ったり、読者の悩みに真剣に
答える姿を知って、ますますファンになりました。
慶応大学卒ということは知っていたので、
「頭は良いんだろうなぁ」とは思っていたのですが、
テレビで見る限り「急なアドリブには弱い」ように見えました。
ところが、ラジオのふかわさんが、いろんな視点から
自分の考えをしっかりと話しているのを聴いて、
見方が変わりました。
そして、何よりも「熱い男」だったんだと知り、
そこに一番魅力を感じてしまいました。
現在は、東京MXTVで夕方5時から「5時に夢中」という
番組で、月から木までMCを担当しています。
個性的なコメンテーターを相手に
とても安定感のある仕切りを見せてくれています。
ところで、ふかわさんはROCKETMANという名前で
音楽活動をしていることをご存知でしょうか。
ふかわさんが作る曲は、かなり評判が良いようで、
私も以前聞いたとき「きれいな曲だなぁ」と
驚いた覚えがあります。
久しぶりに見ようと思ったら、お目当ての曲が
YouTubeで見れなくなっていました。
本人が歌っているものは削除されていましたが、
「dancemusic」という曲です。
そして、今日たまたまYouTubeで見つけた
ロケットマンの別の曲がこちらです。
「それでも僕たちは生きてゆく」
見ているうちに、なぜか涙がにじんできていました。
「一人一人がみんな精一杯生きているんだなぁ」という
「当たり前のこと」に感動してしまったのだと思います。
以前の私だったら、こういう動画を見ても、
あまり心を動かされることはありませんでした。
それは、あまりにも自分のことで、
毎日が精一杯だったからです。
人のことを考える余裕などありませんでした。
こういう当たり前のことが感じられる
精神状態になって、つくづく「良かったなぁ」と感じます。
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