精神療法にもいろいろな種類がありますが、
広く行われている精神療法としては「支持的精神療法」や
「認知療法」「対人関係療法」などがあります。
支持的精神療法
支持的精神療法と言っても、特別なものではありません。
医師が患者の考えや悩みなどをよく聞き、理解し
支持することで患者の負担を軽くさせ、
心の回復を促していく治療法です。
支持的精神療法は精神療法の中では最も基本的なもので、
医師の患者に対する働きかけのすべてが
支持的精神療法とも言い変えることができるでしょう。
認知療法
認知療法とは、患者の歪められた考え方を
正しい方向へ修正してゆく治療法です。
うつ病にかかると自分のマイナス面ばかり考えてしまう
ことが多くなったり、こうする以外ない!などと
考え方が非常に狭くなっていたりします。
うつ病になる原因は、この歪められた考え方、
つまり「認知の歪み」であるとされています。
まずは今の自分が「認知の歪み」に支配されていることに気づき、
別のもっと前向きな考え方に修正していくのが認知療法です。
認知の歪みの例としては、何か失敗するとそれですべてが
ダメだと思ってしまう「白か黒かの考え方」、
他人は自分のことをこう思っていると勝手に憶測してしまう
「結論の飛躍」などが挙げられます。
(参考)>>認知の歪みをチェックしましょう
認知療法はとても有効な方法ですが、考え方を変えるのは
難しいので、途中で挫折してしまう方も多いのが現状です。
当ブログでは、認知療法の弱点を解消した
「プチ認知療法」をオススメしています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒プチ認知療法の本音レビュー
対人関係療法
対人関係療法とは、親子、同僚、上司、恋人などの
人間関係に焦点を当て、改善していく治療法です。
患者が今かかえている対人関係の問題について医師と話し合い、
改善策などを考えていくものとなります。
心理学者のアドラーは、
「全ての問題は人間関係から生じる」
と言いました。
確かに、地球上に自分一人きりであれば、
うつ病になることもなかったかもしれません。
しかし、人間は社会的動物です。
人間関係によって傷つくことも多いですが、
人間関係がうまくいけば幸福感を味わうこともできます。
人間関係にお悩みの方は、こちらの教材がお勧めです。
>>宮島賢也の自己メンタルセラピー講座
一般的な精神療法としては以上のように、
「支持的精神療法」「認知療法」「対人関係療法」が
代表的と言えるでしょう。
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。