前回ご紹介した「第一部 自分への勇気づけ」は、
サポートする人自身へのケアについての内容でした。
今回の内容は「第二部 相手への勇気づけ(1)」です。
第二部では、うつ病患者さんに対してどのように
接すれば良いかが具体的に解説されています。
以下、詳しく見ていきましょう。
第一章 勇気づけ
自信には「良い自信」と「悪い自信」があり、
うつ病患者さんの心には「悪い自信」が強く根付いていると
「第一部 自分への勇気づけ」でお伝えしました。
「勇気づけ」とは、患者さんに
「良い自信」を与えてあげることです。
そのためには、どのように患者さんと
関わっていくかがとても重要になります。
勇気づけになる関わり方は、大きく3つに分けられます。
(A)安心できる場づくり
(B)こちらの気持ちの伝え方
(C)リフレーミング
今回ご紹介する「第二部 相手への勇気づけ(1)」では、
「(A)安心できる場づくり」について具体的な方法を解説しています。
(B)(C)については以下の記事でご紹介しています。
>>教材の中身をチェック(3)
ここでは、まず患者さんに安心できる場を提供して、
コミュニケーションをとる土台を築いていきます。
第二章 傾聴
相手の気持ちに焦点を合わせることで、うつ病患者さんの
気持ちを落ち着かせ、安心させる方法を学んでいきます。
「相手に対してどこに座れば緊張感を与えないで済むか」
「相手の話を聞く時に注意すべき3つのポイント」
「話を聞く上で絶対にやってはいけないこと」
など、まずは患者さんに「安心感」を
与えるための「話を聞く方法」を学びます。
何故この方法で患者さんが安心感を得られるのか、
心理学的なアプローチからわかりやすく解説しています。
この技法を使うことで、患者さんに
「自分の話を聞いてもらえている」と感じてもらい、
少しずつ頑なだった心が溶けていくことを実感できるでしょう。
第三章 フィードバック
さらに、うつ病患者さんを安心させる
「フィードバック」の技法を学んでいきます。
具体的には、2つの簡単な方法で、
相手の信頼が得られる技術を学びます。
実際に、カウンセリングの現場でも、傾聴と
フィードバックだけで症状が改善することも多いそうです。
患者さんの気持ちが楽になり、元気になり、
自分で心の整理をつけられるような変化が
見られることも少なくありません。
マニュアルでは言葉のトーンやタイミング、相手に安心感を
与える効果的なポイントやコツなど、カウンセラーならではの
現場での体験から得た具体的な方法を学ぶことができます。
第四章 共感
共感を伝えることも「相手への勇気づけ」になります。
教材では一般の方でも簡単にできるように、具体的な
「共感を表すフレーズ」を4パターン提示しています。
音声ファイルも収録されていますので、どのような
トーンで共感を示すと効果的かがよく理解できます。
また、共感を表すときに絶対に言ってはいけない、
下手をすると相手を怒らせてしまうフレーズや、
上辺だけの共感にならない方法にも触れています。
共感をうまく伝えることで、患者さんは
「理解してもらえた!」と感じることができるため、
あなたの意見も素直に受け入れてくれるようになります。
第五章 質問
相手に共感を与えるための効果的な質問の方法を学びます。
質問のポイントは2つだけ抑えておけば大丈夫です。
2つのポイントを抑えた上で、相手への
質問のパターンが具体的に3つ提示されています。
また、質問している時に、知らないとついやってしまう
3つの注意点もぜひ知っておきたいポイントです。
3つの注意点に気をつけつつ、3つの質問パターンを駆使
することで、相手の気持ちが的確に理解できるようになります。
第六章 沈黙への対応
相手が何も話してくれない場合も、
どうしたらいいのか対応に困るところです。
しかし、この章を読むことで、沈黙への
対処法が理解できるようになります。
具体的には、沈黙への5つの対処法と、やっては
いけない2つの注意点を使うことで、黙っている
相手とも心を通わせることができるようになります。
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