前回の記事では「愛情不足」が
子供の問題行動の原因だとお伝えしました。
子育ての失敗の始まりはいつから?
では、その「愛情不足」が子供に影響するのは
一体いつからなのかと言いますと、
それは「幼児期」の子育てにまで遡ります。
たとえば、赤ちゃんが抱っこして欲しいと
大声で泣いていたとします。
母親が忙しいからとそのまま放っておく
という状態が続いていたら、赤ちゃんは
本能的にどう感じるでしょうか?
人間を信用できなくなってしまいます。
もちろん、大きくなってから
赤ん坊のころ抱っこして欲しい時に
抱っこされなかった、などということは
覚えていないと思います。
しかし、人間の行動に最も影響を与える
潜在意識という心の奥深くに、
この時の記憶はしっかりと残っています。
そして、幼児期の愛情不足で子育てに失敗し、
問題行動が現れ始めるのが「思春期」です。
問題行動の原因は「愛情不足」ですが、
それは幼児期から始まっているということを
ご両親は深く認識しておく必要があります。
まだ、子供が生まれていない、もしくは
生まれたばかりという方は、幼児期の
子育てには特に注意をしてあげてください。
現在は、過保護という言葉が、
誤解されて広まっていますが、
本来の過保護の意味は、子供が望んだように
親が動いてあげることを指します。
これに対して、過干渉とは子供が望まないのに
何でもやってしまうことを言います。
本来の過干渉の意味が、一般的には
過保護として誤解されてしまっています。
幼児期に過保護と過干渉の意味を間違えずに
適切に育てられた子供は、順を追ってきちんと
成熟していきますので、決して不登校にはなりません。
(関連記事)正しい成熟過程についてはこちら
>>不登校の隠れた原因~ある中学生の少女の場合
幼児期の子育ての失敗はやり直しできる?
では、大きくなってしまってから、
幼児期の子育ての失敗に気付いた場合には、
もう遅いということなのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
思春期に不登校・ひきこもりなどの問題行動を
起こしてしまった場合、まずは幼児期からの
子育てを振り返ることが大切です。
赤ん坊や幼稚園のころ、子供はどんな様子
だったのかを振り返り、子供の特徴や性格を
つかむことが解決の第一歩となります。
幼児期にあった子供の性格は、思春期の今でも
必ず持っているものですし、その子供の特性に
応じて、対応の仕方も変わってきます。
(関連記事)
>>子育ては性格別で変わる~問題行動を起こす2つのタイプとは
お子さんは幼稚園に行きたくないと
大泣きしてはいませんでしたか?
人の喜ぶことを一生懸命にやる
子供ではありませんでしたか?
幼稚園で楽しそうにしていても、どこか
気を使っている様子などはありませんでしたか?
こういった子供の様子や変化に気が付く目を
持っていることが、子育てでは大変重要になります。
まずは、幼児期の子育てを振り返って、
子供の特質をつかむことから始めてみてください。
子育ての失敗はやり直すことができます。
ただし、それは正しい方法を知り、
正しく実践した場合に限ります。
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(参考)>>伊藤幸弘氏の子育てに説得力を感じた2つのポイント
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