老人性うつ病のNGな接し方・良い接し方

もう11月なので少し前の話になりますが、9月の終わりごろ、娘の小学校で運動会がありました。

私の両親は近所に住んでいるので、毎年一緒に運動会を観に行きます。

レジャーシートの上に座って運動会を観ていると、母が「トイレに行く」と言って立ち上がりかけました。

すると、少し足がもつれたのか、あぐらを組んで座っていた私の足の上に手をついて、体を支えようとしました。

(まだこの時はちょっと立ち上がりかけただけで、ほとんど座っている状態です。)

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そのまま態勢を立て直すだろうと思っていたら、自分の腕で自分の体を支えきることができずに、私の膝のあたりに頭から倒れ込んできました。

母の体重が私の膝に重くのしかかってくるのがわかりましたので、

「えっ!?」

と思うと同時に危機感を覚え、慌てて助け起こしました。

幸いそれ以上何事もなかったのですが、母が自分自身の体を支えられないほど、腕の力が弱っていたことに少なからずショックを受けました。

こういった体力の衰えは、加齢に伴ってどうしても起きるものですので、仕方がないことだとは思っています。

しかし、若いころの自分とのギャップをあまりにも大きく感じ過ぎてしまうと、気分の落ち込みや無力感などから、誰でもうつ状態になってもおかしくないなと、ふと思いました。

母の場合は加齢なので、ゆっくりと体力の衰えを感じていくものですから大丈夫だとは思いますが、加齢による体力の衰えを間近で見てしまうと、自分の体が思うように動かなくなってしまった時に、果たして平静を保っていられるのだろうか、と、少し不安になりました。

高齢になると、若い頃とは違う理由からうつ病になることもあるようです。

今回は、高齢者に増えている「老人性うつ病」についてお話します。

「老人性うつ病」とは、65歳以上の高齢者が患ううつ病のことで、一般的に言われているうつ病とは、症状にあまり違いはありませんが、「原因」と「対策」に大きな違いがあります。

老人性うつ病と一般的なうつ病の違い

一般的なうつ病の場合、仕事のストレスや人間関係の軋轢などが主な原因となります。

それに対して、老人性うつ病の場合は、原因の多くに「喪失感」「環境の変化」が見られる傾向にあります。

高齢者特有の「喪失感」として、配偶者との死別や子どもの自立、ペットとの死別などが挙げられます。

「環境の変化」では、定年退職で家にいることが多くなったり、息子夫婦と同居するために引っ越しをしたりなど、環境が大幅に変わることでストレスを感じ、うつ状態になることも多いようです。

「喪失感」や「環境の変化」は、一般的なうつ病にも見られるものですが、特に高齢者のうつ病のきっかけになりやすいということです。

老人性うつ病でNGな接し方~休ませ過ぎてはいけない

症状や経過時期によって対策は変わりますが、若い人がなる一般的なうつ病の場合、ストレスを感じる状況から一時的に離れて休養を取ることが、まず対策として勧められます。

しかし、老人性うつ病の場合、休み過ぎはNGとなります。

ただでさえ、体力や気力が衰え始めている老人性うつ病の場合には、一日中休養をとっていると、そのまま寝たきりになってしまったり、認知症になるリスクも増大してしまいます。

一般的なうつ病と同じように休養を勧めてしまうことは、老人性うつ病の接し方としてはNGになってしまうので、周囲の家族の方もご注意ください。

他にも、老人性うつ病の症状と見分けづらいものとして、「認知症」や「加齢による物忘れ」などがありますが、こちらは別の記事で詳しくお伝えしています。

>>老人性うつ病と認知症の違い

老人性うつ病の良い接し方

一緒に自然の豊富な場所などを散策する

上で述べたように、老人性うつ病の場合は、完全に休息してしまうと、体力・精神力ともに、ますます衰えてしまいますので、体力を維持しつつ、老人性うつ病を予防・改善していく方法がオススメです。

手軽にできる良い方法は、やはり散歩です。

「最近、外出する機会が減っているみたいだな」と感じたら、家族などが自然の豊富な場所へ連れ出してあげると良いでしょう。

高齢者の場合、泊りがけの外出は疲れてしまいますので、日帰りできる場所がオススメです。

また、散歩している時も無理をせず、こまめに休息をとるように注意してあげてください。

↓私も先日両親を連れて、近場にある自然が豊富な公園を散策してきました。

老人性うつ病の改善・予防に役立つ自然散策

自然の中を散策するメリットとしては、森林浴の効能が得られること、手軽に気分転換ができること、太陽の光を浴びること等が挙げられるでしょう。

このブログでもたびたびお伝えしていますが、太陽の光を浴びると、精神の安定や幸福感を司る「セロトニン」という脳内伝達物質が生成されます。

また、午前中にしっかり日の光を浴びることで、体内時計もリセットされますので、ホルモンバランスも正常に整い、体と心に良い影響を与えます。

体内時計が正常に働くことで、夜にきちんと睡眠ホルモン「メラトニン」が働くようになりますので、「寝つきが悪い」「すぐに目覚めてしまう」「昼夜逆転している」などの睡眠障害にも良い効果をもたらします。

高齢になっても続けられる趣味を一緒に探す

「わざわざ出かけるのは億劫」「運動はあまり好きではない」ということであれば、「高齢になっても続けられる趣味を持つ」ことも非常に有効です。

その時にオススメなのは、

頭を使う趣味→脳の活性化を促すため
声を出す趣味→積極的・前向きな気持ちが養われるため
友達ができやすい趣味→生きている楽しみを感じられるため

この3つのどれかを満たす趣味が、老人性うつ病の予防・改善にはとても効果があります。

もちろん、3つすべて満たせるものであればなお良いですし、運動の要素も含まれていれば最適です。

しかし、あまりハードルを上げ過ぎても続かなければ意味がありませんので、無理せずできる範囲内で始めてみるのが一番です。

頭を使う趣味ですと、囲碁、将棋、オセロ、俳句、英会話、パズル、楽器演奏などが良いでしょうか。

声を出す趣味なら、カラオケ、詩吟、合唱など。

(他にも色々あると思います。やりたいものがあれば、それが一番です。)

友達ができやすいのは、上で挙げた趣味のサークルなどに参加することをオススメします。

サークルはインターネット等でも探せますし、市役所の広報紙などでも参加を募集しています。

家族や周囲の人は、そういった情報も利用して、本人に合いそうな趣味を一緒に探してあげると良いでしょう。

外界とのコミュニケーションを絶やさないよう配慮する

高齢になると、外に出るのが億劫になったり、会社などのコミュニティから離れたりするため、家にいることが多くなってしまう傾向があります。

家にいることが多くなってしまうと、運動不足による体力の衰え、他者とのコミュニケーション不足による生きがいの喪失などにより、老人性うつ病を発症する確率も高くなってしまいます。

老人性うつ病を予防、改善するためには、外部との接触を絶やさないように配慮してあげることも大切な接し方の一つです。

たとえば、自分たちがどこかに旅行したり、仕事で出張したりなど、遠くへ出かけた時に、500円ぐらいのちょっとしたお土産を5~6個買ってきてあげます。

そのお土産は本人にあげるのではなく、本人が「近所の人やお世話になっている人に配る」ためにあげるお土産です。

こうしたちょっとしたプレゼントをあげることで、外界とコミュニケーションをとるきっかけになります。

さきほど両親と近場の公園を散策したと書きましたが、その帰りに家族5人でファミリーレストランに行きました。

食事を済ませた後で、会計時にお店の人からデザートの半額券を5枚もらいました。

私の母親はダンス教室に通っているので

「ダンスの帰りに、仲間と一緒にファミレスでお茶でも飲めば?」

と言って、半額券を渡しました。

すると母はニコニコしながら「それもいいわね。」と言って、半額券を受け取りました。

たいしたプレゼントではありませんが、仲間と楽しくおしゃべりするきっかけになると思います。

こんなことでも全然良いと思いますので、何か思いついたら気軽に試してみてください。

今回は、高齢者が陥りやすい「体力の低下」や「生きがいの喪失」の改善を目的として、老人性うつ病を改善するための方法や接し方をご紹介しました。

このブログでは、他にも「食事療法によるうつ病の治療法」や、うつ病の人への「具体的な声のかけ方・気持ちの汲み取り方」などのコミュニケーションのやり方が分かる教材をお勧めしています。

管理人が自腹で教材を購入し、中身を確認した上で厳選した教材を紹介しています。
詳しい感想・評価は以下のレビュー記事をご覧ください。

●入院治療にも導入されているうつ改善のための食事療法はコチラ
>>荒木式うつ病改善プログラム【本音レビュー】

●うつ病の人が自信を回復するための具体的な接し方はコチラ
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