ストレスが身体に及ぼす影響

ストレスが身体に及ぼす影響(天敵)

先日、NHKの「キラーストレス」という番組を見ました。

キラーストレスとは、命を奪う病気を引き起こすストレスのことです。

最新の研究により、ストレスが免疫細胞内の遺伝子を変化させてがん細胞を増殖させたり、何でもない細菌を殺人細菌に変化させたりするなど、ストレスによって命を奪われる危険性がわかってきました。

今回から数回に分けて、ストレスが身体と心に及ぼす影響とその対策についてご紹介していきます。

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ストレスが身体に及ぼす影響~ストレス反応とは

まずは、ストレスが身体に及ぼす影響「ストレス反応」についてお話します。

アメリカのワシントン大学で、「ストレスを受けた時の身体の反応」の研究が行なわれました。

ライトに煌々と照らされた被験者に、検査官が「1873から17ずつ引き算」していくように指示を出します。

その際、検査官はわざと威圧的な言動で、被験者への精神的な重圧を高めていきます。

この時、脳のどの部分が活動しているのか、脳波計を使って測定したところ、反応していたのは脳の「扁桃体」(へんとうたい)という部分でした。

扁桃体とは、脳の中央に近い場所にある、アーモンドのような形をした左右一対の部分です。

恐怖や不安を感じた時に、扁桃体が活発に働きます。

その時、人の身体ではどのような反応が起こっているのでしょうか?

人がストレスを感じると、脳の扁桃体が活動し始め、腎臓の上にある副腎という所に信号を送ります。

扁桃体からの信号を受け取った副腎は、ストレスホルモンを分泌し始めます。

ストレスホルモンが身体に及ぼす影響には、以下の3つがあります。

1. 心拍数を増やす
2. 血液を固まりやすくする
3. 血管を締め上げ、血圧を上昇させる

ストレスを感じた時に起きる、これらの身体の反応を「ストレス反応」と言います。

なぜストレス反応が人間の身体に備わったのか?

数万年前、人類の周りには獰猛な動物などの天敵が数多く存在していました。

人間が天敵に遭遇し、必死に戦ったり逃げたりする時に威力を発揮したのが、先ほどの「ストレス反応」です。

心拍数の増加や血圧を上昇させる働きは、天敵に遭遇した時に素早く身体を動かせるよう、全身の血の巡りを良くするためのものです。

また、血液を固まりやすくしていたのは、怪我をした時に素早く血を止めるためだったと考えられています。

天敵がいなくなった現代では、ライオンなどに襲われ、命の危険にさらされる恐れはなくなりました。

ところが、身体の中には恐怖や不安を感じた時に反応する「ストレス反応」の仕組みが残ったままです。

天敵相手に働いていた反応が、精神的な重圧を感じた時にも働くようになったのが、現代のストレス反応です。

単なるストレスがなぜ死に至る病気を引き起こすのか?

1つの原因だけなら、ストレスは比較的すぐに治まります。

しかし、たとえば「仕事の忙しさ」+「睡眠不足」+「親族の死」など、ストレスの原因が複数になると、ストレス反応の暴走により、命を奪う病気につながる危険性が出てきます。

ストレスが命を奪うメカニズムは次のとおりです。

まず、複数のストレス要因により、ストレスホルモンがとめどなくあふれ、体内に大量に蓄積されます。

これにより、心拍数が過剰に増加したり、血圧が異常に上昇することで、血管が破裂する危険性が高まります。

大動脈が破裂すれば死に直結しますし、血管の破裂が脳内で起これば、脳出血の危険も高まります。

ストレスと心不全の関係

さらに、アメリカのエモリー大学の研究により、ストレス反応の暴走が心臓に深刻なダメージをもたらす新たなメカニズムも明らかにされました。

実験では、過去に心臓発作を起こした被験者を集め、ストレスがかかっている時の心臓の状態を調べました。

心臓を動かしている筋肉の血液量を測定したところ、血液が滞っている部分が見つかりました。

血液が滞ると、心臓が動けなくなる危険性があります。

ストレスがかかっていない状態では、異常が見られなかったため、血液が滞っている原因はストレスであることがわかります。

この血管の滞りは、ストレスによる自律神経の異常が原因です。

ストレスが重なることで、自律神経が興奮し、誤って心臓の血管を締め上げてしまったと考えられています。

ストレスホルモンは、心拍数を増加させる働きがありますが、自律神経は興奮すると心臓を動かす筋肉の血管を締め上げてしまいます。

これら真逆の反応が同時に起こることで、心不全を引き起こす可能性が明らかになりました。

ストレスの質の変化に伴い、身体に及ぼす影響が深刻に…

数万年前、ストレス反応が生み出された原因である「天敵から逃げる・戦う」というストレスは、単なる一過性のストレスです。

つまり、天敵から逃れられさえすればストレス反応は治まるので、長い時間ストレス状態が続くということは少なかったのです。

しかし、現代のストレスは一つ一つは大きくありませんが、解消しづらいものが多く、積み重なることで身体に障害が出るレベルにまで至ってしまいます。

単発的なストレスであればそれほど問題はありませんが、持続性のあるストレスがいくつも重なることで「ストレス反応の暴走」が起こり、命を奪うほどの深刻な影響を身体に及ぼしてしまうのです。

今回は、ストレスが身体に及ぼす影響について、「ストレス反応の暴走」を中心にお伝えしてきました。

次回は、ストレスが「がん」や「突然死」の原因になるメカニズムについて、詳しくお話していきます。

(次の記事)>>ストレスが「突然死」や「癌」の原因に?!

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