以下のお悩みをお持ちの方は、今回の記事が役に立つと思います。
- 昼夜逆転している
- 寝つきが悪い
- 眠っても2~3時間で目覚めてしまう
- 夜中に何度も目が覚める
- 眠りが浅いので日中ボーッとしてしまう
光で起きる目覚まし時計ってご存知ですか?
以前ネットニュースで紹介されていたのを見て気になっていたのですが、どんなものか試してみたくて、とうとう先日購入に踏み切りました。
起床時に2,500ルクス以上の明るい光を浴びる(=セロトニンを活性化させる)ことで、スッキリとした目覚めが得られるようですが、個人的にはイライラや落ち込みにも良いのでは?と感じていました。
実際に、うつ病治療の一環として「光療法」というものもあるぐらいですので。
医療現場で使用されている光療法の器具は4万円以上しますし、サイズも大きいので家で使うには不便だろうと感じていました。
この光目覚まし時計inti(インティ)なら、それらの問題点も解消できているので、自分でも試してみようと思ったわけです。
ただ、最近わかったことなのですが、この光目覚まし時計intiに対して、ちょっとした不満も出てきましたので、今回その点も含めて詳しくレビューしたいと思います。
光目覚まし時計intiの受け取りは、注文してから1ヶ月先?
昨年の11月中旬ごろに注文しようと思って販売ページを覗いてみたところ、「テレビで紹介された人気商品のため在庫切れ」と書いてありました…。
予約注文したのですが、発送は12月中旬ごろになるとのことでした。
注文してから届くまでの約1ヶ月の間に、フジテレビの「ノンストップ」や日本テレビの「スッキリ!!」などでも紹介されていて、そのオンエアを私も見ていました。
悶々としながら待ち続けていると、ようやく12月22日に商品発送のメールが届き、とりあえず年内に商品を受け取ることができました。
ただ、年末はちょっと忙しかったもので、初めて使ったのは年明けの旅行先でとなりました。
↓パッケージ画像
↓中身はこんな感じです。
・inti本体
・ACアダプター
・本体を入れる袋
・説明書等
が入っていました。
旅行先にintiを持っていく
私の家族は、毎年冬になるとスキー旅行に行きます。
せっかくなので、その旅行に光目覚まし時計「inti」を持っていくことにしました。
↑袋が付属しているので、持ち運びにも便利です。
行きの高速バスの中で説明書を読み、大体の使い方を理解して夜に備えました。
さて、現地ホテルに到着してスキーや温泉を堪能し、いよいよ寝る時間です。
おもむろに、自分のリュックの中から光目覚まし時計「inti」を取り出しました。
この時、初めて光らせてみたのですが、思っていた以上に明るい光で驚きました。
妻と娘に見せるのも、この時が初めてだったので、「それ何?」と二人とも興味津々でした。
「明日はこれで6時に起きるぞ!」
目覚ましを6時にセットして、皆で眠りにつきました。
光で本当に起きれるの?
intiの公式サイトには「目をつぶっていても、目は光を感知して体は目覚める準備をする」と書かれています。
本当に起きれるのかちょっと心配でしたが、実際に明るい光が近くにあると、目を閉じていても光っているのがわかります。
皆さんも目を閉じて、両手で目をふさいでみてください。
目を閉じたまま、ふさいだ手を目から離すと、明るさが違うのがわかると思います。
近くに照明器具などが光っていれば、なおさらわかりやすいと思います。
朝になりintiが光り始めると、目を閉じていても明るい光を目が感じて、寝ぼけながらうっすらと目を開けました。
intiは起きる時間の5~30分前(自分で設定できます)から、ジワジワと明るくなっていき、セットした起床時間には全開の明るさになります。
6時には部屋全体がintiの強い光で明るく照らされていました。
光が全開になってから30分経過すると自動的に消えるようになっています。
起きてから5~30分ぐらいは光を消さずに、そのまま浴び続けることをオススメします。
これが、通常の蛍光灯の光(700ルクス程度)であれば、意味はありませんが、intiの光は最大で80,000ルクス、30cm離れた状態では2,500ルクスの照度があります。
この「2,500ルクス以上の光を浴びる」ということにとても大きな意味があるのです。
太陽の光を浴びるメリット
それでは、ここで少し、朝、太陽の光を浴びるとどんな良い影響があるのか、についてお話しておきます。
- 体内時計がリセットされる
- 精神の安定や幸福感を司る「セロトニン」の分泌が活性化される
- 「セロトニン」は夜に睡眠ホルモン「メラトニン」に変化する
- 意欲・やる気が増し、イライラが軽減する
以下、一つずつ見ていきましょう。
(1)体内時計がリセットされる
人間の体には、生体リズムを整える「体内時計」という機能が備わっています。
このブログでも何回か取り上げていますね。覚えていますか?
体内時計は25時間周期であるため、1時間の誤差をリセットしないと、どんどん睡眠時間がずれてしまいます。
体内時計をリセットする方法は2つあり、1つは「朝食を食べること」、もう1つが「朝、太陽の光を浴びること」でしたね。
朝、太陽の光を浴びることで、体内時計がリセットされ、朝はしっかり目覚め、夜はしっかり寝るという規則正しい生活が送れるようになります。
(2)精神の安定や幸福感を司る「セロトニン」の分泌が活性化される
精神の安定や幸福感を司る「セロトニン」は、太陽の光を浴びることで活性化されます。
セロトニンは、このブログでも何度も出てきていますが、減少してしまうとうつ病の原因になるとも言われています。
うつ病の治療中に、医師から「午前中に太陽の光を浴びながら散歩すると良い」などと言われるのはこのためです。
(3)「セロトニン」は夜に睡眠ホルモン「メラトニン」に変化する
朝、太陽の光を浴びて生成された「セロトニン」は、14~16時間後に、睡眠ホルモン「メラトニン」に変化し、眠気を促し始めます。
メラトニンが働き始めてから3時間後ぐらいに眠りにつき、その約7時間後にはメラトニンの働きが収まってきて目が覚める、というように私たちの体は作られています。
朝、しっかり太陽の光を浴びることが、夜の深い眠りにつながるということがお分かりいただけたでしょうか。
(4)意欲・やる気が増し、イライラが軽減する
これも、太陽の光を浴びることで分泌される、精神の安定や幸福感を司る「セロトニン」の働きによって、意欲・やる気が増し、イライラが軽減する、という良い影響となって現れます。
実際に医療や介護の現場では、「光療法」という治療法がうつ病患者さんなどに行なわれています。
日照時間の短い地域では、「冬季うつ病」という症状が現れやすく、太陽の光とうつ病は深い関わりがあることが分かります。
以上4つのメリットは、どんな光でも浴びれば良いというわけではなく、通常の家庭で使われている蛍光灯の光(700ルクス程度)では不十分なのです。
セロトニンを活性化させるには、2,500ルクス以上の明るい光を目から取り入れる必要があります。
朝、2,500ルクス以上の明るさの光を浴びることが大切だという意味が、ご理解いただけたのではないでしょうか。
どのようにintiを使うのか?
通常の目覚ましと同じように、朝、起きたい時間に光目覚ましをセットします。
光だけで起きられるかどうか不安な人は、初めのうちはアラームが鳴るようにセットしておくと良いでしょう。(intiにはアラーム機能もついています)
ただ「音で目覚める」というのは、一定のストレスを与えるということでもあり、緊張感を高める交感神経の働きを活発にし、自律神経の乱れにつながります。
音で目覚めるのは、朝の目覚めから気づかないうちに疲れをためこんでいることに他なりません。
intiのアラーム音は、あまり大きな音ではなく、おそらくこの辺りも配慮されているのではないかと考えています。
ちょっと音が小さいようであれば、最初のうちはスマートフォンや他の目覚まし時計のアラームなどを併用しても良いでしょう。
たいていの人は光だけで起きられると思いますが、そうでない人も、いずれは光だけで起きられるようにしていきましょう。
さて、最も大事なのは「目覚めた後」です。
目覚めた後に、5~30分、光を浴び続けてください。
これにより、モードが切り替わり、毎日光を浴び続けることで生活リズムも改善され、毎日を元気に過ごせるようになります。
intiへの不満が2つあります
さて、冒頭で「ちょっとした不満がでてきた」と書きましたが、intiに対する不満が2つあります。
まず、1つ目は「ボタンの操作性の悪さ」です。
intiのボタン部分は、タッチパネルのように出っ張りがなく真ったいらで、押した感覚がわかりづらく、反応もいまいちだと感じました。
これは、もともと他のレビューでも書かれていたことなので、承知の上で購入したのですが、全体の性能としては非常に良いものなのに、ボタンの操作性だけで印象が悪くなってしまうのは、すごくもったいないと感じました。
そして、もう1つが重要なのですが、2つ目の不満点とは、私がintiを手に入れた約2ヶ月後に新商品「inti SQUARE(インティ スクエア)」が発売されたことです。
↑光目覚まし時計「inti SQUARE(インティ スクエア)」
この商品では、私が持っているintiの欠点が解消されていました。
さきほど不満な点として挙げたボタンも、物理的に出っ張らせ、しっかりと反応するように改良されていました。
また、あまり使わない余計な機能(たとえば雷のようにピカッピカッと光る機能や、スマートフォンアプリと連携して操作する機能など)は全てなくして、スッキリと使いやすく改善されていました。
また、私の持っているintiでは30cm離れた所の照度は2,500ルクスだったのですが、intiSQUAREでは、より遠くまで強く明るい光を届けられるように改良されており、30cmの距離で3,500ルクスの照度が得られるということでした。
操作性や肝心の光の性能も、私の持っているものより良くなっています。
正直言って「2ヶ月先に新商品が販売されるなら、なんで教えてくれなかったの?」という気持ちはありました。
しかし、今さら不満に思っても自分が損するだけですし、先代intiはデザイン的に気に入っていて、性能にも満足していますので、とりあえず私はこちらを使い続けようと思います。
現在は、もう先代intiは販売されていませんので「希少価値がある」ことだけが救いでしょうか。(泣)
新商品の「inti SQUARE」について、興味のある方はこちらをクリックしてください。
>>「inti SQUARE(インティ スクエア)」公式サイト
生活リズムを整えることの大切さを理解できていますか?
そもそも人間は「日の出とともに目覚め、日中に体を動かして活動し、日が沈むと眠る」という状態が自然であるように作られています。
朝、目覚めた時に光を浴びてセロトニンが分泌されることで、夜にはセロトニンがメラトニンに変化し、眠たくなります。
日中に適度に体を動かすことによっても、セロトニンは活性化しますし、夜寝ている間には、成長ホルモンが働くことで疲労を回復し、次の日の活力を養います。
人間は夜行性の動物ではなく、昼行性の動物なので、「朝起きて、昼活動して、夜寝る」という規則正しい生活により、人間の体を最も効率よく機能させることができ、毎日を生き生きと過ごすことができるのです。
生活リズムが乱れることで、セロトニン、メラトニン、成長ホルモンなど、物理的に体内のホルモンバランスが崩れてしまいますので、身体的・精神的に悪影響が出てしまうのは当然といえば当然なのです。
うつ病治療にも「生活リズムを整えることが大切」とはよく言われていますが、この言葉の本当の重要性を理解し、朝スッキリ目覚めることで生活リズムを整え、「規則正しい生活」を習慣づけていきましょう。
>>光で起きる目覚まし時計「inti SQUARE(インティ スクエア)」公式サイト
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。