産後女性の10~15%がかかると言われている産後うつ病。
(うつ病経験者はさらにかかる確率が高くなります)
産後うつにかかってしまった場合の心得や自分でできる対応策、
そして抗うつ薬を使わない治療法について解説していきます。
産後うつになった場合の心得
まず、産後うつになった人のほとんどが
発症から3~12ヶ月の間に良くなると言われていますので、
一時的な病気であるという認識が大切です。
「この状態がずっと続くのでは?」と不安に感じるよりも、
「しばらくすれば良くなる」と思っている方が、
ストレスの感じ方もずっと軽くなりますし、
回復のスピードもその分早くなります。
しかし放っておくと、うつ病が慢性化・重症化して
しまったり、育児放棄や虐待、自殺、赤ちゃんとの心中
などにも発展してしまうケースがありますので、
早めに何らかの対策は行なっておいた方が良いでしょう。
また、産後うつになった4人に1人は、
うつ病が治らず長引くと言われています。
その場合、赤ちゃんの発達に悪影響を与えたり、
夫や同居家族との関係が悪くなることもあります。
早めに治療を始めること、さらに再発予防のためにも
治療を継続することが重要だと言えるでしょう。
自分でできる産後うつ対策
- 一人で無理をしない、頑張りすぎない
- 休息や睡眠はできるだけ多くとる
- 食事、起床・就寝時間など、規則正しい生活習慣を心がける
- リラックスしたり趣味を楽しむ自分のための時間を確保する
- ママ友や妊娠経験者など、産後うつに理解ある人に悩みを相談する
- できるだけ定期的に運動をする
- アルコールは飲まない
良く言われていますが、うつ病になりやすい人は、
真面目で努力家、完璧主義、責任感が強いという傾向があります。
こういった方は、一人で問題を抱え込む傾向が
ありますので、なるべく意識して他の人の助けを借りたり、
悩みを相談して、ストレスを外へ出すようにしましょう。
仕事をされているのであれば、なるべく無理をせず、
疲れを感じたら早めに同僚などに助けを求め、
手伝ってもらうようにしてください。
オムツ替えやお風呂、家事、買い物など、旦那さんでも
できることは、なるべく旦那さんにお願いしてください。
また、産後うつになると子供が可愛く思えなくなったり、
赤ちゃんが泣いているとイライラしてしまって、
自己嫌悪になり、マイナス思考に陥ってしまうことがあります。
子供が可愛く思えなくなったり、
イライラするのは産後うつの「症状」です。
もし、自責の念にとらわれることがあったとしても、
あなたが悪い訳ではなく、病気がそうさせているだけですので、
「自分はなんてダメな母親なんだろう…」などと
落ち込む必要はないということを、覚えておいてください。
産後うつの原因と治療に大切な考え方とは?
産後うつは、妊娠中にエストロゲンやプロゲステロンという
女性ホルモンが増加し、分娩後に急激に減少することで、
ホルモンバランスが乱れることによって起きる病気です。
したがって、ホルモン分泌のバランスを正常にする、
という「体」の機能を改善することによって、憂うつな
気分などの「心」の機能が改善することが理解できます。
「心」と「体」には深い関係があります。
これは「心」に強いストレスを感じることで、
胃が痛くなったり、睡眠のリズムが乱れたりと、
「体」に不調が現れることでもお分かりいただけると思います。
しかし「心」というのはとても漠然としており、
現代の医学では解明できていないことが多い
というのもまた事実です。
そこで「心」よりは明確な治療法が確立している
「体」という側面からの治療法が、うつ病などの
精神疾患を治す上でも有効となります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
薬を使わない産後うつの治療法
多くの方が懸念されているように、抗うつ薬など、
刺激の強い薬はなるべく避けた方が良いでしょう。
安全性の高いものが多くなってきたと言われていますが、
多くの薬剤が母乳中に移行し、赤ちゃんは
消化管を通して薬剤を吸収することになります。
大人でも副作用に悩まされる強い薬ですから、
母乳を通して赤ちゃんに与える影響も心配されます。
薬を使わないうつ病治療としては、
第一に「食事療法」が効果的です。
当ブログでおすすめしている「荒木式うつ病改善プログラム」は、
食事によって、うつ病の原因と言われている
脳内伝達物質のバランスを整え、体の中から
うつ病やパニック障害の症状を改善する治療法です。
重症うつの入院患者さんにも用いられている
治療法ですので、安全性も効果も実証されています。
抗うつ薬のように赤ちゃんの体に悪影響を与えることなく、
あなたのうつ症状を根本的に改善してくれます。
管理人も自腹で教材を購入し、実践しています。
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