前回は、傷病手当金の受給期間(一年半)が経過した後、
うつ病が完治していない場合は、「障害年金」を受給する、
という方法もあることをお伝えしました。
しかし、障害年金で生活するためには、
2級の資格を得なければ、金額的に厳しいでしょう。
2級の資格を得るのは、かなり難しいようなので、
その助けになるような教材「うつ病パーフェクトマニュアル」
を実際に購入してみました。
しかし、このブログでは、
この教材はオススメしないことに決めた、
と前回の記事でお伝えしました。
今回は、何故「うつ病パーフェクトマニュアル」を
オススメしないのか、についてお話します。
この教材の内容がインチキだから、というわけではありません。
一部「これはどうかな?」という箇所もあるのですが、
内容に関しては次回の記事で詳しく検証します。
オススメしない一番の理由としては、
当ブログの考え方と合わない、と感じたからです。
オススメしない理由として、
具体的に以下の3つの理由を挙げておきます。
●一つ目は、うつ病の治療には、当ブログで推奨している
“傷病手当金”の受給期間(一年半)で十分だと思っているから。
●二つ目は、障害年金2級の認定を受けるのは、かなり難しいから。
●三つ目は、障害年金の受給資格を得ることに労力を注ぐぐらいなら、
うつ病の治療に専念した方がよほど建設的だと思うから、です。
そもそも、このブログの目的は
「うつ病を克服して、うつになる前よりも、
充実した人生を送っていただくこと」です。
「うつ病パーフェクトマニュアル」を読んでみて、
障害年金2級を受給することがいかに難しいことかがよくわかります。
そして、実際に、この本の著者・藤沢俊太郎さんも、
障害年金2級を取得するために、何度も病院を変更されています。
しかも、一度2級以外に認定されてしまったら、
それを覆すのは容易なことではありません。
そのような、無駄な労力と時間を費やすぐらいなら、
傷病手当金をもらえる一年半の間に、ゆっくり休養し、
うつ病の治療に専念すべきだ、と私は思いました。
もちろん病気ですから、思うように治らない、
ということはあるでしょう。
しかし、傷病手当金でも、受給期間の1年半を過ぎたあとは、
失業保険を300日間もらえる方法もあるのです。
詳しくはこちらで紹介しているマニュアルに書いてあります。
>>傷病手当金を受給する方法
そうすれば、1年半+300日の間にうつ病を克服すれば良いことになり、
本人の気持ち次第で十分可能であると考えています。
障害年金をもらうことは、別に悪いことではないですし、
それを否定しているわけではありません。
ただ、難易度の高い障害年金2級を受給するために努力をするぐらいなら、
それより難易度も低く、受給額も高い傷病手当金と失業手当を受給できる
1年半+300日の間にうつ病克服に向けて努力したほうが良い、と言っているにすぎません。
今回は、「うつ病パーフェクトマニュアル」を
オススメしない理由について、お話しました。
次回の記事では、せっかく「うつ病パーフェクトマニュアル」を購入したので、
無駄にしないためにも、教材内容などについて検証していきたいと思います。
>>うつ病パーフェクトマニュアル 中身をチェック!へ続く
【追記】
この記事を書いてから約1年ほど経過して、
精神障害年金について否定的だった気持ちが少し変わりました。
理由は、そもそも傷病手当金をもらえない方々が
多数いらっしゃることに気付かせてもらえたからです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
>>傷病手当金をもらえないケースでも精神障害年金なら受給可能です
現在は、傷病手当金の受給資格がない人など、
障害年金を受給しないと生活が成り立たない人に向け、
「うつ病で障害年金を受給する方法」という
マニュアルをお勧めしています。
私の体験談が何かの役に立つかもしれません。
良かったらご覧ください。